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夜の帳が下りる頃、本命パビリオンへ


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「どうしても人気のパビリオンが見たい!」という方は、19時以降を狙ってください。午前中から楽しんでいた多くの方が家路につく17時〜18時を過ぎ、さらに夜のドローンショーや水上ショーが始まる19時以降は、パビリオンの行列が魔法のように短くなります。

ショーの華やかさを諦める代わりに、昼間は何時間も待たなければならなかった憧れのパビリオンを、いくつもスムーズに巡ることができる。これは究極の選択かもしれませんが、自分だけの万博体験をデザインする上で、非常に価値のある戦略です。ただし、多くのパビリオンは20時半頃に入場を締め切ってしまうので、時間配分には注意してくださいね。

私の故郷、バルトの森へようこそ


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最後に、私の働く「バルト館」の宣伝を少しだけさせてください。ラトビア、リトアニアの2カ国が共同で出展するこのパビリオンはおかげさまで多くの人に興味を持っていただいていますが、どんなに混雑する日でも待ち時間は20分以内と、すぐにご案内できます。

館内に一歩足を踏み入れれば、そこはバルトの森。清々しい植物の香りに包まれ、都会の喧騒を忘れられる、非常にリラックスできる空間が広がっています。ほとんどのスタッフが日本語を話せますので、展示について、そして私たちの国について、ぜひ気軽に話しかけてください。皆さんとの会話を、心から楽しみにしています。

大切なのは自分の優先順位を見つけること



大阪・関西万博は、ただ闇雲に歩き回るにはあまりにも広く、そして魅力に溢れすぎています。大切なのは、時間とどう向き合うか、そして自分だけの優先順位を見つけることです。

今回ご紹介したのは、人とは少し違う流れを選ぶことで、行列を避け、心にゆとりを生むためのヒントです。皆さんが、自分だけの万博の物語を紡がれることを、一人のスタッフとして、そして日本を愛する者として、心から願っています。

そして、旅の途中で少し休みたくなったら、いつでも私たちのバルト館へ、森の空気を吸いにいらしてくださいね。会場でお会いできるのを楽しみにしています。

▶︎アルトゥルさんの公式Xはこちら!

アルトゥル=写真・文 池田裕美=編集

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