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2025.08.12

ファッション

オンもオフも雨の日も……。境界線なきローファーがフレキシブルな働き方に寄り添う



「質の高いパフォーマンスへと導き、ともに時代をリードする」。ビジネスパーソンの足元をサポートするアシックスウォーキングとともに、時代を切り開くイノベーターの声を聞く本連載。

今回はペットウェルネスカンパニー、ペトコトの代表取締役社長・大久保泰介さんをお招きした。
第五回
大久保泰介さん

おおくぼたいすけ⚫︎1987年、京都生まれ。2012年に同志社大学経済学部を卒業。在学中にロンドンに留学し、ユニクロUKでマーケティングに携わる。卒業後はグリーに入社し、15年に独立。「ペットを家族として愛せる世界へ。」をミッションに、ペットの一生に寄り添う多様な事業を展開している。

諦めず続ける。それが何より大切なこと

―― 保護犬猫と里親とを結ぶマッチングサイト「ペトコトお結び(OMUSUBI)」や「ペトコトフーズ」「ペトコトメディア」……。ペットの生涯に寄り添うコンシェルジュを目指して事業を展開し、今年で創業10周年を迎えた大久保さん。その原点は、大学時代のイギリス留学にあるという。



大学時代に縁があってユニクロUKでマーケティング業務に携わることになりました。イギリスでは保護犬や保護猫を迎えることが当たり前で、ペットOKの飲食店が多かったり、電車にも一緒に乗れたり「人と動物が共に生きる社会」が自然と根づいていました。もともと動物が苦手だった私にとって、価値観が大きく揺さぶられる体験でした。

帰国後、当時の交際相手が飼っていたトイプードルと暮らしているうちに動物への関心と愛情が深まり、同時にペットを取り巻く社会問題にも目が向くように。特に多くの動物が“殺処分”されているという現実には強い衝撃を受けました。

「多くの尊い命が失われるのを止めたい」。

その想いこそが、私にとっての起業の原動力になったんです。

ーー創業から10年の間に、大久保さんはペットに関わるさまざまな事業を展開することになる



2016年には専門家による正確な情報を発信する「ペトコトメディア」をローンチ。同年に保護犬猫と迎えたい人をつなぐマッチングサイト「ペトコトお結び(OMUSUBI)」もスタートしました。

20年には「“エサ”から“ごはん”と呼ぶ世界へ」をコンセプトに掲げ、フレッシュペットフードブランド「ペトコトフーズ」を展開。他にもさまざまな事業に取り組んでいます。

ペトコトフーズでは、フレッシュペットフードを提供するために人間用の食品工場で製造する必要があり、実現までには100社以上の工場に断られるという苦労も。諦めず開拓を続けたことにより、現在では5000万食以上を提供するまでに成長しました。

私は自分をビジネスリーダーだなんて思っていませんが、ひとつ信条があるとすれば「気合と根性」です。つまり、諦めないこと。

尊敬する先輩の投資家から言われた「死ななければチャンスは必ずまた来る」という言葉を今でも大事にしています。ペトコトお結び(OMUSUBI)も立ち上げ当初は、相当苦戦しました。当時、動物の保護団体はメディアで取り上げられることがほとんどない時代でしたし、少し早すぎたんですね。しかし、諦めずに続けることで、20年頃からようやく軌道に乗りました。

次の展開としては、いまだ不透明な部分が多い動物医療の分野へ事業を拡張しようと考えています。その先は“ペトコト経済圏”を確立し、やがてペット市場のインフラになるという大きな目標があります。踏ん張ってやり抜く覚悟が何より大事だと思っています。



境界線なきローファーが柔軟な働き方にフィットする

ーー実は大久保さんは昔からのOCEANS愛読者であり、かなりのファッション好き。ファッション遍歴についても少し掘り下げてみたいと思いルーツを尋ねると、その原点は中高生時代のストリートカルチャーにあった。



中学が私服だったこともあって、ファッションへの目覚めは早かったです。「ステューシー」や「ア ベイシング エイプ」が席巻していたいわゆる“裏原”全盛時代から始まり、古着やモードをひと通り経験。スニーカーショップでアルバイトしていたこともあるくらい靴が好きで、今でも30足くらいは持っています。

今回履かせてもらったRUNWALKの第一印象は“スタイリッシュ”。端正なデザインだからきれいめな格好と相性がいいのは当然ですが、デニムやショーツなどにも合わせてみたいと思いました。例えば今日のように、上品なイメージの靴に対して、カジュアルな淡いブルーデニムをロールアップで。ローファーがデニムスタイルの“外し”になり、思った以上にしっくりきています。

一般的な革靴と比較して柔らかいのもいいですね。普段はラクな靴ばかり履いているので、アウターソールが硬い革靴はどうしても窮屈に感じがちですが、このローファーなら普段と変わらない感覚で履けそうです。

ーー加えて、このローファーが「ゴアテックスファブリクス」を採用していることを伝えると、その点も気に入ったよう。



これ、ゴアテックスファブリクス仕様なんですか!? 意外でしたが、それはうれしいですね。ちょうど雨の日に履ける靴、欲しかったんです。グリップもしっかりしていて、何より雨って突然降ってきますから「いつも履いている靴が“実は防水”」になっているとちょうどいい。

実は、弊社は出社とリモートを組み合わせたハイブリッドスタイル。ペットと過ごす時間を大切にできるような環境を整えています。家で仕事をする時間も多く、オンとオフの境界線はそれほどはっきりしていません。

きちんと装う日も、ラフな格好で過ごす日常も、雨の日も。シーンを問わずに境界線なく履けるから、靴選びに迷うことがなくなるはず。我々のようなフレキシブルなワークスタイルを支える一足として、これから大いに活躍してくれると思います。
-Pick up Model-
ASICS Walking RUNWALKシリーズ
RUNWALK 7 TS GTX 1231A300



ドレスとカジュアルの中間をゆく、ラウンドトゥの親しみやすいローファーに、ゴアテックスファブリクスを搭載。イタリア産ステアレザーはきめが細かく上質な印象で、かつ耐久性にも優れている。ヒールには衝撃緩衝材fuzeGELを採用し、ランニングシューズのテクノロジーを革靴に融合。「革の柔らかさが快適な履き心地を生んでいると感じます。クッション性が高く、とにかく歩きやすい。これで雨の日もOKというのが本当にありがたいですね」(大久保さん)。3万8500円/アシックスウォーキング(アシックス商事 0120-777-591)
「アシックスウォーキング」とは
1983年に誕生したアシックスウォーキング(ASICS Walking)。誕生時の理念は「健康と豊かな感性を持った人間性の回復」で、お客さまの足に合った靴をご提案することで歩く楽しさや喜びを感じてほしいという想いが込められている。アシックスのスポーツシューズの開発で培った技術を応用して、ビジネスからカジュアルまで履きやすさと歩きやすさを追求したシューズを提案している。

[問い合わせ]

アシックス商事
0120-777-591

※シューズ以外の着用アイテムはすべて私物。

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