特集「忘れ物で大失敗!遊びのプロ推薦“マストギア”」●アクティビティ熱に拍車がかかる“夏”。ハイキングや海遊び、キャンプ……そんなアウトドアを愛する玄人たちに「持っといた方が良いアイテム」を失敗談を通じて尋ねてみた。
しんどいのに、また行きたくなる……。そんな矛盾めいた登山の魅力にハマった男、ウエストランド・河本 太さん。今では
YouTubeで情報発信するまでに“沼”にどっぷり。電車で行ける手軽なハイキングから、道具選びのこだわりを自身の失敗談も交えながら語ってくれた。
「登山って何が楽しいの?」。そんな疑問を持つ人にこそ読んでほしい、河本流・“しんど楽しい”山のススメ。
【写真26点】「ウエストランド・河本さんが勧める登山ギア4選」の詳細を写真でチェック辛いのに登りたくなる不思議
河本 太(こうもと ふとし)⚫︎中学、高校の同級生である井口浩之と2008年11月にウエストランドを結成。フリーで活動を開始し、オーディションライブから預かり期間を経てタイタン所属となる。2012年から3年連続で「THE MANZAI」認定漫才師に選出。2020年には自身初の「M-1グランプリ」決勝進出を果たし、2022年に優勝して18代目王者となる。個人としてはキャンプや登山が趣味でYouTubeでも精力的に活動している。▶︎チャンネル「河本太、頑張ります。【ウエストランド】」
――まず河本さんが登山にハマったきっかけって何だったんでしょう?最初は小学生のとき、父と一緒に富士山に登ったこと。正直楽しかった記憶はないです(笑)。
ただ、それがあったから登山を趣味にするハードルも低かった。本格的に始めたのは社会人になってからで、当時の職場だった工務店の先輩と行きました。
芸人になって、時間もお金もなくて一旦お休みしてたら、登山してる事務所のマネージャーと仲良くなって。再び行こうかなってときに、芸人のヒロシさんに山道具店に連れて行ってもらって楽しさを思い出したんです。
そのあとも熱は冷めず、スパローズの大和さんやクズ録chのジョージさんと登ったのが復活の第一歩でした。
――そのとき、「これはハマるな」と思いましたか?
実は、今でも毎回登ってる最中は「なんで来たんだ……」ってなってます(笑)。やっぱしんどいんですよ。
でも山頂でご飯食べて、ビール飲んだときの充実感の方が勝るんです。下山もまた辛いんですが、家に帰ると「また行きたいな」ってなる。同じく登山が趣味の牧野ステテコさんも同じこと言ってて。
そういう人、結構多いみたいです。“しんど楽しい”でヤミツキになるというか。
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