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すべての写真を見る今、医療と美容がどんどんシンクロしてきているのをご存知だろうか。かつては病気やケガの治療を目的としていた技術が、運動不足の解消やストレス軽減、さらにはスキンケアやボディメイクにまで応用されるようになっている。
そんな最新トレンドのひとつが、「PEMF(パルス電磁場)セラピー」だ。
人間の細胞に帯びている“生体電流”に直接アプローチするこのケアは、美容業界でも注目されており、MLBで活躍する大谷翔平選手も自宅に導入したという。
そこで今回は、日本クライオ療法推進協会の代表理事であり、ピューマ渡久地ボクシングジム会長も務める渡久地聡美さんに、PEMFセラピーの有効性や効果についてお話を伺いながら、実際に体験してみた。
聞いたのはこの人!
渡久地聡美さん●ピューマ渡久地ボクシングジム会長、日本クライオ療法推進協会代表理事。ボクサーのための栄養学や生理学を研究、独自の減量法をまとめた『餃子ダイエット』(幻冬舎)など著書多数。アスリートのコンディショニングやダメージの回復促進、さらに疲労回復、体質改善、健康美容にも効果のある「クライオアイスサウナ」に続き、新たに『PEMFセラピー』を自身が経営するサロン『CRYO TOKYO®』に導入。いち早く最新の健康美容を体験できる。 http://www.japan-cryo.org https://cryo.tokyo
「医療」から「美容」へ。進化するテクノロジーの行き先は?

遅ればせながら、日本もようやく「健康美容」への意識が高まり始めている。
世界的に見て平均寿命が長いこの国で、病にかかってから治療するよりも、そもそも病気にならない身体と心を保つこと。つまり「健康」こそが、超高齢化社会を豊かに生きるカギではないか。そんな気づきが、フィットネスブームやランニングの定着といった日常の変化として表れているのだろう。
──と、理屈を並べたが、要するに「いつまでも元気でかっこよい体型でいたい」「年齢よりも若く見られたい」というシンプルな願いであるとも言えよう。
そこで注目されるのが「老化」。
「老化」は、公益財団法人・長寿科学振興財団の定義によれば、「成熟期以降に起こる生理機能の衰退」とされ、遺伝的・外的ストレスに対する適応力が弱まることで起こるという。こうした外的要因をリカバリーできる技術があれば、治療促進に加えて、ストレスや疲労の軽減、さらには肌のハリやボディメークにも役立つと考えられる。
そこで、古くから医療の現場で使われてきた「電気治療」を美容分野に応用させたのが「PEMFセラピー」だ。
今回は、その最先端機器をいち早く導入した『CRYO TOKYO®︎』の創設者、渡久地さんに詳しく話を聞いてみた。
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