そのエアカーを作ったのはスロバキアに拠点を置くクライン・ビジョン(Klein Vision)社だ。なかでも、中心となって開発に携わってきたのがステファン・クライン教授。彼は1980年代後半から30年以上も空飛ぶ車の開発を続けてきた、いわば空飛ぶ車の最先端を走る人。
ブラティスラバ国際空港から市の中心街へ向けて出発。
先日開かれた、航空および航空宇宙の優れた人々を表彰する「2025 Living Legends of Aviation(航空の生きた伝説)」において、クライン教授はエンジニアリング・エクセレンス特別表彰を受賞。量産プロトタイプが会場でお披露目されるとともに、彼のこれまでの足跡を表現したショートフィルムが上映された。
量産直前のモデルとなるプロトタイプ2では、300馬力のエンジンを搭載し、巡航速度は300km/h、航続距離1000kmを達成する予定らしい。既に、量産化に向けて中国メーカーとライセンス提携を結んでいる。
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