日常にゆとりを与える「幸せのパッケージ」
イタリアの冷凍食品といえば、やはりパスタやピッツァ、リゾットといったものが中心。美味しいものもあるけれど、日本の冷凍食品のような「お弁当用」や、「自然解凍」という発想はほとんどない。例えば、イタリアの冷凍ピッツァはオーブンでしっかり焼かないといけないし、パスタも茹でる必要がある。日本の「温めるだけ」や「自然解凍」の手軽さは、イタリア人にとっては未知の世界だ。

日本の冷凍食品は、ただの「手抜き料理」という枠を超え、立派な食卓の主役になりつつある。僕も日本の友人から教えてもらった冷凍の「たこ焼き」や「お好み焼き」「うどん」を試してみて、そのクオリティの高さに感動した。まさか冷凍でこんなに本格的な味が楽しめるなんて!
朝の忙しい時間、子供たちのお弁当、急な来客、そしてもちろん、疲れた日の夕食。日本の冷凍食品は人々の日常生活に、魔法のように時間と心のゆとりを与えてくれる。日本の知恵と技術、そして“おもてなし”の心が詰まった、小さな「幸せのパッケージ」なんだ。

これからも、日本の冷凍食品がどんな進化を遂げるのか、イタリア人の僕は楽しみにしている。もしかしたら、いつかイタリアでも日本の「自然解凍」お弁当文化が来るかも? その日を夢見ながら、今日も僕は日本のスーパーで新しい冷凍食品の冒険を探している。
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