ジャンさん 「子供たちに“海の現状”を楽しく伝えていきたい」
――「大阪海獣」拝見しました! まず、どんな思いでした製作したんでしょうか?ジャン サーフィンで千葉の海を訪れたとき、浜辺にゴミが転がっていて胸が痛くなったんだ。
僕の地元、フランス西部の『ナント』もかつて漁業が盛んだったけれど、魚の乱獲やゴミ問題で生態系が崩れてしまって。それを思い出したよ。
そこで、海が侵されている現状をどう後世に伝えられるかを考えた。僕たちは神話や古典から、普遍的なメッセージを受け取ってきたよね。それを現代の“海獣”という存在に込めて表現したんだ。
――ジャンさんは、どんな方法で海を守ればいいと思いますか?ジャン ロマンさんの意見とも重なるけど、僕はアーティストだから、作品で子供たちに楽しく伝えていきたい。大事なのは、今の海が侵されている現状を堅苦しく伝えることでも、海に行って現状を目の当たりにしてもらうことでもない。
子供たちに作品を通して海の大切さを感じてもらえれば、自然と持続可能な行動につながっていく。僕にできるのは、そんなきっかけをつくることかな。
――貴重な機会をありがとうございました!ロマン &
ジャン いえいえ、こちらこそ!
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アートを楽しみながら海の未来を考える「タラ オセアン」の特別展示は、6月11日(水)まで開催中。家族での来場にもぴったりの内容で、きっと未来を担う子供たちの心にも届くはずだ。
【開催概要】会期::〜6月11日(水)まで場所:大阪・関西万博会場、フランスパビリオン内企画展示スペース(大阪府・夢洲)協賛:アクサグループ※会場でニュースレターに登録すると、ジャン・ジュリアン氏本人が展示コンセプトを語る限定動画が配布されるほか、タラ オセアンのインスタグラムをフォローすることで、オリジナルシール(※数量限定)のプレゼントも。
さらに、科学探査船タラ号の20周年記念本の日本語版「
タラ号 海と結んだ約束の物語」をフランスパビリオンのブティックで先行販売中。現在、購入者には、20周年を記念して製作したバンダナ(非売品)をプレゼント中。
※展示に合わせて、アニエスベーの一部店舗では、ジャン氏が本展のために描き下ろしたアートを使ったTシャツやステッカーも販売中。
[お問い合わせ]アニエスベー0120-744800