見逃し厳禁の観戦ポイントは、“息ができない”後半戦!?

プロ3人&鷲見さんによる真剣勝負のパター対決! 激戦を繰り広げた堀川選手と木下選手だが、決着がつかず、まさかの“じゃんけん勝負”に。見事勝利を手にしたのは堀川選手。
イベントではパター対決などの和やかな企画を交えつつ、後半のトークセッションでは、本大会が開催される宍戸ヒルズカントリークラブならではの攻略の難しさについてリアルな声が飛び出した。

「よく宍戸ヒルズの“アーメンコーナー”(※風の読みが難しく、勝敗を左右するホール)は14番からって思われがちですが、実は7番のショートホールからすでに始まっていて、コースの後半はずっと息ができないような感覚」と語る木下選手に、「このコースは1〜6番でいかに貯金できるかがカギ。7〜9番ホールあたりが1番キツくて、記憶がなくなるくらい難しい」と堀川選手も続いた。

トークを聞いていた鷲見さんも、「やっぱりプロのメンタルってすごい。1つひとつのコースにそんな背景や緊張感があるなんてことを知ってから観ると、1打の重みがまるで違って感じられますね」と感心した様子でコメント。
人生をかけて競い合うプロだからこその1ホール1ショットの緊張感や、トッププロでも「息ができない」とまで語る宍戸ヒルズ後半コースの難しさは、本大会で見逃せないポイントだろう。
“人生を変える舞台”に懸ける選手たちの覚悟
イベント終盤、3人のプロが語ったのは、それぞれの“大会への覚悟”だった。
木下稜介(きのした・りょうすけ)●2013年にプロ転向を遂げて以降、様々な大会・ツアーに参戦。2021年には『BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ』でツアー初優勝。2024年『ミズノオープン』で優勝を果たし、賞金ランキング6位となるなど、注目の若手選手。ちなみに愛車はBMW XM。
「この大会で人生が変わった。もう一度優勝して、BMWの車とともにアメリカに挑戦したい」と語ったのは木下選手。2021年に優勝した際にはBMWのX5が贈呈され、現在はXMを相棒にしているという。
堀川未来夢(ほりか・みくむ)●小学生からゴルフを始め、2015年にプロデビュー。2019年に『日本ゴルフツアー選手権』で初優勝。さらに2021年『カシオワールド』優勝、2022年『日本プロ』で2つ目の日本タイトルを獲得し、賞金ランキングも6季連続20位以内を維持。自身のYouTubeチャンネル『堀川未来夢チャンネル』は登録者数38万人という人気を誇る。
堀川選手は「5年間のシードが切れる年。再びこの大会で勝って、自分の居場所を証明したい」と語気を強めた。
阿久津未来也(あくつ・みきや)●高校生だった2010年に『関東ジュニア』優勝。同年『フジサンケイジュニア』でも優勝、翌11年『フジサンケイクラシック』でツアー初体験。大学に進学し『日本学生』を制覇、17年プロテストに合格、『日本プロゴルフ新人選手権』で優勝。2024年には選手会副会長に就任、『横浜ミナト選手権』で2位、『パナソニックオープン』3位入賞。初優勝の期待がかかる。
そして阿久津選手。「目の前にいる先輩2人が勝っている大会。肩を並べられるよう、全力でぶつかりたい」と語るその姿には、並々ならぬ覚悟がにじんでいた。
BMW「X7 M60i xDrive BLACK-α」。フローズン・ブラック・メタリックの特別塗装に、パノラマスカイルーフ、530PSのハイパワーを秘めた日本限定10台のスペシャルモデル。本体価格は2140万円(画像提供:BMW)
そんな本大会で、勝者に贈られる副賞は、BMWのラグジュアリーSUV『X7 M60i xDrive BLACK-α』。
阿久津選手は、「18番のセカンド地点から“あれ”が見えるんですよ(笑)。当てたらどうしようって、プレッシャーになります」と笑いながらも、誰もがその存在感の大きさを口にしていた。
人生を懸けた一打が交差するこのトーナメント。プロたちのタイトルへの譲れない想いが、今年も観る者の心を強く打つだろう。
極限まで自分を追い込むトッププロたちの熱き闘いと、緑に囲まれながら親子や家族で楽しめるさまざまなコンテンツやフェスを同時に味わえる「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」。ベテランゴルフファンも、ゴルフ初心者も、ぜひ一度現地で体感してみてほしい。
[大会概要]
BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2025大会日時:2025年6月5日(木)~6月8日(日)
開催場所:宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)
予選ラウンド:6月5日(木)、6日(金)
決勝ラウンド:6月7日(土)、8日(日)
併催:かさまスポーツ&フードフェス
https://www.jgtc.jp/2025/event/