「Tシャツ×デニムは素材やシルエットで変化を楽しみたい」Tシャツ1万4300円/アウターノウン(リトルリーグ 0800-100-2274)、デニム13万2000円/RIER(シップス 0120-444-099)、ベルト2万9700円/セブンバイセブン 03-5785-6447、バングル3万6300円、リング1万7600円/ともにアダワット トゥアレグ 050-7110-1773
こだわりの強さは当時のファッションからもうかがい知れる。亀梨さんといえばアメカジやロックといった武骨なスタイルの印象が強い。
「アメカジはリーバイス『501』から入り、事務所やファッション業界の先輩方の影響で好きになりました。またナンバーナインがきっかけでロックやパンクへの憧れも生まれましたね」。
テーマは“ポストアメカジ”。アメカジにはアイテムの組み合わせなど、クラシックであるがゆえ、着こなしについて不文律が存在する。
こだわりの強い亀梨さんにこの日のスタイリングについて訊くと「全然ありですね」と、てらいもなく答える。
「変わらず好きなロックTも着こなし次第で新鮮に」Tシャツは本人私物。ジャケット9万8000円、パンツ4万8000円/ともにキャプテン サンシャイン 03-6712-6830、ブーツ参考商品/レッドウィング(レッドウィング・ジャパン 03-5791-3280)、ベルト7万3700円/HTC(スタンダード カリフォルニア 03-3770-5733)
「僕の場合、アメカジというベースがある一方で統一感がないというか、服選びはそのときの心の動きを大事にしていて、感覚で決めることが多いです。いろいろな要素をミックスして着ることも好きなので、今日のTシャツを主役に据えたアメカジは今の気分にぴったり。
なかでも私物で着用させていただいたニルヴァーナのヴィンテージTシャツの写真がお気に入り(笑)」。
アメカジの基本を体感しているからこそアレンジも楽しめる。基本の大切さを知るきっかけとなった過去のエピソードを語ってくれた。
「20歳くらいの頃、十八代目・中村勘三郎さんとお食事をご一緒させていただいた際、生意気にも『人と同じは嫌だ』みたいなことを口にしたんです。
そのときに『本物の傾奇者は基本のすべてを満たし、周囲に認められて初めて人と違うことをする人だ』と言われて目が覚めて。
当時、一流のアイドルとして認められる基本要素が東京ドームでのライブ開催、帝国劇場や月9ドラマで主演を担うことだったので、まずはそのすべてを実現してやろうと思ったんです」。
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