
年を重ねるほどに、着こなしが凝り固まってきてはいないだろうか。例えば、シャツスタイル。洒落た先輩たちを見て感じるのは、好奇心に歯止めをかけないマインドが大事だということ。
ゆえに、選ぶアイテムも一般的なそれとはひと味もふた味も違い、しかもそれを手懐ける術に長ける。彼らの着こなしから学ぶことはいろいろありそうだ。
【写真10点】「50代に学ぶ、大人シャツの活用法」の詳細を写真でチェック ① 締めと抜けの巧みなバランスにベテランの味を見る

シャツ、パンツ=ともにザラ Tシャツ=ゼロサンキュウランドリー シューズ=カンペール 眼鏡=オンデーズ 腕時計=カルティエ
▶︎山下さんのスナップをすべて見る山下さん(50歳)まずは、シャツ=コットン生地という固定観念から見直したい。山下さんが袖を通したのは、ローゲージのニットメイドシャツ。ところどころで網目を変え、通気性を確保しながらデザインにまで落とし込んだクリエイティブな一着である。
トップスが特徴的なだけに、パンツはオーソドックスなチノパンを。ただし、タック入り&美脚の洗練された趣ゆえ気品が漂う。世界的ジュエラーのカジュアルな腕時計しかり、革靴ながら気軽に履けるローファーしかり、ラフと品のバランスが絶妙に巧い。

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