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すべての写真を見る 先頃開幕した2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)。大阪港に浮かぶ人工島の夢洲を会場に、10月13日(月)までの184日間にわたり催される万博は、地球規模の課題に取り組むため世界各地から英知が集まる場だ。
さらに新しい技術や商品が生まれるきっかけとなって、明るく豊かな未来を創造する機会ともなる。
それは1851年にロンドンで始まった万博の歴史を紐解けば自明で、NY万博(1853年)でエレベーター、フィラデルフィア万博(1876年)で電話、大阪万博(1970年)でファミリーレストラン、ワイヤレステレフォン、電気自動車、動く歩道、愛知万博(2005年)でICチップ入りの入場券、AED、ドライミスト……などが生まれていった。
なかでもアジア初の万博として「人類の進歩と調和」をテーマに掲げた70年の大阪万博は、77カ国の参加のもと6400万を超える人が来場。終戦25周年という側面も持ち、日本の高度経済成長をシンボライズする一大イベントに。
そしておよそ半世紀ぶりに大阪で開催される今回は次の2つが大きなテーマ。①持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献、②日本の国家戦略Society5.0の実現、である。
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