OCEANS

SHARE

洋上で味わう「ブルーノート東京」

左から、本田雅人さん(サックス奏者)、宮本貴奈さん(ピアニスト)、エリック・ミヤシロさん(トランペッター)、川村竜さん(ベーシスト)、中川英二郎さん(トロンボーン奏者)、川口千里さん(ドラマー)

左から、本田雅人さん(サックス奏者)、宮本貴奈さん(ピアニスト)、エリック・ミヤシロさん(トランペッター)、川村竜さん(ベーシスト)、中川英二郎さん(トロンボーン奏者)、川口千里さん(ドラマー)。Photo by Naoki Okuda


今回の旅をさらに特別なものにしてくれたのが、このクルーズ限定で実現した、「ブルーノート東京」との夢のコラボレーションだ。
advertisement

南青山に本店を構え、1988年のオープン以来、35年以上にわたり、国内外のトップアーティストたちによる白熱のステージを演出。東京、そして日本の音楽シーンを牽引してきた名門ジャズクラブだ。

その世界観が、特別に「飛鳥Ⅱ」へ持ち込まれたのである。ステージを前にしたときは、思わず鳥肌が立った。東京で足を運んだあの場所の熱気が、洋上にある。この奇跡こそ、今回のクルーズでしか味わえない最大の魅力だった。

アルフレッド・ロドリゲスさん(ピアニスト)

ピアニストのアルフレッド・ロドリゲスさん。Photo by Naoki Okuda


ステージに立ったのは、日本を代表するトップトランペッター、エリック・ミヤシロさん。そしてキューバ出身の天才ピアニスト、アルフレッド・ロドリゲスさんだ。
advertisement

まず、エリック・ミヤシロさん率いるバンドが、スティービー・ワンダーの「オーバージョイド」や「ルパン三世のテーマ」など、名曲を圧巻の演奏で披露。会場のボルテージが一気に上がった。

そこにアルフレッド・ロドリゲスさんが加わり、夢のようなジャムセッションの幕が切って落とされた。

互いの音をぶつけ合い、響き合わせる一期一会のプレイに、客席からは惜しみない拍手が送られた。
3/8

次の記事を読み込んでいます。