
クルーズと聞いて、何を思い浮かべるだろう?
「定年退職後に、ゆっくりと船旅を」――そんなイメージがあるかもしれない。
私自身もそんな風に考えていた。いつか行きたいけれど、まだ遠い未来の話だと思っていた。でも実は、もっと気軽に、もっと自由に楽しめる、今こそ行くべき旅だったのだ。
そんな”クルーズ再発見”の旅に、編集部Sが出航してきた!
舞台は、横浜・大さん橋国際客船ターミナルを拠点にする「飛鳥Ⅱ」。全長241m、まさに洋上のホテルとも呼ぶべき、日本が誇るラグジュアリー客船だ。
【写真21点】「『飛鳥Ⅱ』の贅沢なクルーズツアーの中身」を写真でチェック いざ、ショートクルーズの世界へ

クルーズといえば、7〜10泊という長旅のイメージが強い。しかし、2泊3日のショートクルーズなら週末感覚で楽しめる。気負うことなく、非日常の扉を開けることができるのだ。
乗船客たちはウェルカムドリンクを手に、船上に響く音楽に誘われるようにバンドメンバーを囲んでいた。
出航と同時に、船上ではセイルアウェイパーティーが始まった。生演奏に包まれながら、心の奥からワクワクが湧き上がってくる。
目の前には、どこまでも広がる海。風を受けながらも、船はぐんぐん進んでいく。「いよいよだ」と、胸いっぱいに、旅の始まりを感じた。
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