テニスの黄金時代の足元を飾った
イワン・レンドルをご存じだろうか。チェコスロバキア・オストラヴァ出身のテニスプレーヤーで、テニスの黄金時代といわれる1980年代を牽引したひとりである。
レンドルと覇を競ったのは、ジミー・コナーズ、ビョルン・ボルグ、ジョン・マッケンロー。レンドルは錚々たる面々を向こうに回し、世界ランキング1位連続在位記録157週を達成、当時歴代2位を記録した。その通算記録270週は同1位となる快挙だった。
スペルガがその名声を確かなものにしたのはレンドルが足を滑り込ませたからだった。スペルガを履いて試合に臨んだのは1981年のUSオープンといわれている。
といってもレンドルはファイナルセットをとったに過ぎない。お膝元ではすでに確固たる地位を築いていた。
1976年のデビスカップでイタリアは悲願の初優勝を飾るのだが、そのキーパーソンであるアドリアーノ・パナッタをはじめとした代表選手がスペルガを履いていたのだ(アドリアーノは同じ年の全仏オープンでもボルグを破り、頂点に立っている。自己最高ランキングは4位)。
名声は軍にも轟いた。過去にはイタリア軍も制式採用していたという。
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