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味わい深い喫茶店のサンドイッチ。イタリアでは専門店も


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石川県在住の僕は、金沢にある「メルツバウ」という、創業して半世紀になる老舗喫茶が好きだ。ここで食べられるたまごサンドは、シンプルで美味しいのに、言葉にならないほど味が深いのだ。この喫茶店では多くの外国人もよく見かける。言葉が通じなくても、日本の喫茶文化やサンドイッチを楽しんでいる姿を見ると、心が温かくなる。

そしてミラノでは、日本の食パンの魅力をイタリアに伝えるために、数年前にカツサンド専門店「katsusanderia(カツサンデリア)」が日本人経営者によってオープンされた。日本のサンドイッチ文化を遠く離れたミラノでも味わえるということは、日本の食はどんな壁でも超えられる証拠だ。こだわりの強いイタリア人が初めて食べる料理で癒されている姿を、僕はあまり見たことがない気がする。


現在、ミラノ市内ではサンドイッチといえば、「日本のカツサンド」だ。現地人によると日本のカツサンドはイタリア人の口に想像以上に合うらしい。
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多くのイタリア人がカツサンドにハマった理由は、食感と味のバランスだ。カツは揚げ物なのに油がパンに染み過ぎていないし、パンの食感が残りつつ、カツのジューシーさも感じられてうまい。油だけではなく、カツのソースもパンに染み過ぎることなく、ちゃんと口の中に残る。どうしたらこんなふうに作れるのだろう?と、感動しながら不思議にも感じる。摩訶不思議な食べ物だ。



日本食が世界中に愛されているのを見て、日本在住イタリア人の僕までうれしくなる。目で見て楽しんで味わい、伝統と歴史も感じられる、そんな日本食を一度でも試したら、最高の仲間になるに違いない。きっと、日本食は世界を救うと僕は信じている!

▶︎マッシさんの公式Xはこちら!

マッシ=写真・文 池田裕美=編集

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