黒×黒か、黒×白か
国井 そして、ナイキです。今日は“黒縛り”でと言われたので、定番の「エア フォース 1」を持ってきました。その中でもこのカラーリングが昔から好きで。個人的な思い入れが強いモデルです。ここでわざわざ説明する必要がないほどの名作ですし。
小島 でもオールホワイト、オールブラックは見ますが、こういう白スウッシュは長らく見なかった気がします。
国井 僕らが通ってきた“当たり前の90年代の感じ”が、今、いいなと思っていて。アディダスの「スーパースター」も、ちょっと前であれば「スーパースター 80S」といった、当時フランスメイドで出ていたようなこだわりのモデルがよかったけど。
小島 このタイプは少し安かったんですよね。高校生のときに初めて買った白×黒の「スーパースター」を思い出します。
平 いい意味で普通。そこがいいんですよ。
国井 ここ数年のシーンで見られる“尖った反応”のスニーカーよりも、こういう何の変哲もない靴を、普通に履きたいなっていう気持ちがあって。
小島 街でいちばん履かれているのは、実はこれだと思います。ただ我々の世代だと、アッパーが黒ならば黒ソールではなく、白ソールが定番でした。でも今は、黒ソールが好調なんですよね。
国井 先日ミズノの「ウェーブプロフェシー モック」というスニーカーが出ましたが、やはり黒×黒ソールが圧倒的に人気でした。でも個人的には、やはり黒×白ソールが好きですね。
ただ何年か前に小島くんと対談したときは「何周か回って今は黒ソールがいい」と言っていましたから、トレンドによって自分の「いいなと思う感覚」は変化しますね(笑)。
小島 でもやはり「エア フォース 1」は強いですよ。ナイキに限らず各社調子いいのは、アイコニックな王道のモデル。
平 それはあるね。先日親戚の結婚式があって、22歳の甥っ子が白×白ソールの「エア フォース 1」を履いていました。ピンバッジみたいな、金の小さなスウッシュがついたやつです。こんなのあるんだ?と思いました。
小島 「エア フォース 1」はめちゃくちゃバリエーション多いですから、そういう変わり種もたくさんあるんですよ。
国井 僕らにとって「エア フォース 1」や「スーパースター」は定番中の定番。でもY2Kの流れでランニングシューズから入った若い人から見たら、すごく新鮮なスニーカーだと思うんです。
平 確かに今は、ハイテク系が主流ですからね。
4/5