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ビヨンセとの結婚、浮気スキャンダルも乗り越えて


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2002年、Jay-Zとビヨンセはコラボ曲『'03 Bonnie & Clyde』で関係が公となり、2008年に結婚。世界的スター同士の結婚は、エンタメ界最大の話題となった。

2人の関係は順風満帆には見えたが、2014年にエレベーターでのビヨンセの妹・ソランジュとの乱闘事件が報道され、Jay-Zの浮気疑惑が浮上。これに対し、ビヨンセは2016年のアルバム『Lemonade』で怒りと悲しみを表現し、Jay-Zも『4:44』で自らの非を認める形で応じた。

現在は、3人の子供とともに家庭を築きながら、互いのアーティスト活動を支え合っている。
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黒人資本主義を象徴し、“アメリカ”を映し出すJay-Z



薬物が蔓延る過酷な地域で育ち、売人からラッパーに転身したJay-Zの物語は、単なる「ラップの成功者」では終わらない。彼は自己表現のツールとしてのラップを越え、黒人による自己資本構築のモデルケースとなったのだ。

企業や不動産、スポーツ、法律、アートに至るまで、Jay-Zの足跡は「アメリカの文化そのもの」に影響を与え続けている。

ビジネスにおいても、アートにおいても、Jay-Zは常に「語られてこなかった者たち」の視点を届けてきた。そして今、スキャンダルに揺れながらも、彼の存在はなおも巨大で、矛盾と進化を内包した「アメリカ」そのものを映し出している。

今回ディディ事件に名前が何度も上がってくるJay-Z。実際、民事訴訟なども起こされるなか、これまで築き上げてきた富や名声にどう影響を及ぼすか? 今、世界中が注目している。


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ショットガンダンディ=文 佐藤ゆたか=写真 池田裕美=編集 
マンハッタンレコード=撮影協力 

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