メジャーから相手にされず自らレーベルを設立
1990年代初頭、二十歳そこそこのJay-Zはラッパーとしての活動を始めるも、当時のメジャーレーベルからは「年齢が高すぎる」「売れない」「声がダサすぎる」などの理由で相手にされなかった。
売人として生きていたおかげでたんまりお金があった彼は、デイモン・ダッシュとカリーム“ビッグス”バークとともに1995年、Roc-A-Fella Recordsを設立し、自らの道を切り開く。
そして1996年、デビューアルバム『Reasonable Doubt』を発表。ストリートの実体験を知的な視点と洗練された言葉で語るスタイルは注目を集め、今だに“ヒップホップ史上最高のデビュー作のひとつ”と言われている。
YouTubeチャンネル「JAY-Z」より引用その後も『Vol. 2... Hard Knock Life』(1998年)でグラミー賞を受賞するなど、ヒット曲やヒットアルバムを連発し、瞬く間にHIPHOP界のトップラッパーへの階段を駆け上がった。
しかし、注目を集めるJay-Zはその道中にさまざまなラッパーと確執を生み、多数のビーフ(ラップによるディスり合い)も経験している。
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