[右]元格闘家/マルト便運輸倉庫 代表 卜部弘嵩さん [左]モデル/俳優 高橋ユウさん●卜部さんは、キックボクサー時代、K-1 ワールド・グランプリの世界王座をはじめ、輝かしい成績を残す。2018年、モデルの高橋さんと籍を入れ、22年に引退。現在は、マルト便運輸倉庫の代表を務める。デニムの楽しさを再確認中のふたりは、愛息(5歳と2歳)の子育てに奮闘中。
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すべての写真を見るあらゆるライフスタイルに寄り添う究極のベーシック服、デニム。それはときに、“最も近しい人”とつながるツールにもなる。
家族で価値観を共有しながら楽しむデニムライフ。そんな日々を体現する、卜部弘嵩さん・高橋ユウさんご夫婦の肖像をお届けする。
「家族の未来を想像しながら楽しむ“リジッドデニムライフ”」
格闘家として、長年ハードなトレーニングをこなしてきた卜部さん。当時は、とにかく動きやすい格好ばかりでデニムをはく機会がなかった。
「もともとアメリカンなスタイルが好きだったので、デニムに憧れはあったのですが、その魅力にどっぷり浸かり始めたのは、ここ1〜2年のこと。今、まさにリジッドデニムの経年変化を楽しんでいます」(卜部、以下U)。
「しばらく自分のユニフォーム的存在になりそう」と太鼓判を押すセットアップは、1950年代のヴィンテージを解体、分析して再現した逸品。14オンスの米綿の風合いが味わい深い。デニムジャケット3万9600円、デニム3万3000円/ともにジェラード(ジェラード フラッグシップストア 03-3464-0557)
卜部さんが信頼を置くブランドは、アメリカンヴィンテージのディテールを細部まで研究し尽くしたモノづくりに定評のあるジェラード。ショップのスタッフに指南を仰いでは、目下、デニムに関する知識を吸収している。
「私は以前から、夫は白Tとデニムが絶対似合うと思っていました(笑)。なので、ようやく目覚めてくれてうれしいです」(高橋、以下T)。
これまでも気に入ったものに出会ったら、同じものをずっと買い続けるのが卜部さんの流儀。ジェラードのデニムもこれから本数を増やしていきたいとのこと。
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