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2025.04.01

ファッション

デニムのようにスーツを育てる。“生”ジャケパンはベドウィンとエストネーションのコラボ作

目の粗い厚手のコットンダック地を使用。ネイビーとブラックの2色で展開。ジャケット8万2500円、パンツ3万8500円/ともにベドウィン & ザ ハートブレイカーズ × エストネーション(エストネーション 0120-503-971)

目の粗い厚手のコットンダック地を使用。ネイビーとブラックの2色で展開。ジャケット8万2500円、パンツ3万8500円/ともにベドウィン & ザ ハートブレイカーズ × エストネーション(エストネーション 0120-503-971)


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洗い加工をしていない“生デニム”はもちろん知っているが、“生スーツ”とは?

一見したところはオーソドックスなネイビースーツ。だがその生地にはウールではなくコットンダックを使用。カバーオールやペインターパンツといったワークウェアに多用される、あのタフな素材である。

ベドウィン & ザ ハートブレイカーズとエストネーションとのコラボによって生まれたこのスーツ。ダック地の使用はベドウィンのデザイナーを務める渡辺真史さんのアイデアだ。

低めのゴージ位置により独特の表情を見せるピークトラペルのジャケットと、ノータックのパンツというセットアップ。
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ストリート感のあるたっぷりとしたルーズシルエットが特徴。本開きの袖ボタン、パンツのコインポケットや腰裏など、随所に盛り込まれたテーラードの仕様も見どころだ。

最初はゴワゴワして着づらいけれど、だんだん身体に馴染んでくる。生地にはその人なりのアタリが出て、経年変化が楽しめる。まさにデニムと同様である。

ゆえにTシャツ&スニーカーとの相性は抜群で、白シャツにネクタイを締めれば普通のスーツとはひと味違う、ルーディな雰囲気を醸し出す。

“生スーツ”を自分らしく育てる、そんな時間の楽しみ方が心を豊かにしてくれると思う。


OCEANS 5月「デニムは、人だ。」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック

清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 加瀬友重=文

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