Number_i 神宮寺勇太●1997年、千葉県生まれ。男性ダンスヴォーカルグループであるNumber_iのメンバー。現在ではデニムのみならず、バイクなど広範囲に渡りコレクションの幅を広げている。
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すべての写真を見る中学生の頃よりヴィンテージに興味を持ち始めた神宮寺勇太さんは、デニムのほかにもスウェットやTシャツなど、ヴィンテージへの造詣が深い。
そんな神宮寺さんにとって藤原 裕さんは“永遠の憧れ”だそう。
「ヴィンテージアイテムは必ずユタカさんから買う」と宣言するほど、絶大な信頼を寄せるワケを伺った。
「デニムを筆頭に、ヴィンテージアイテムはユタカさんから買うと決めています」

最近購入したというヘッドライトのカバーオールは、ツーポケット仕様の大戦モデル。ワンウォッシュの超ミントコンディション。
昔からヴィンテージに対する憧れが強かったこともあり、ユタカさんのことは一方的に存じ上げていました(笑)。
神宮寺さん私物「リーバイス S501XX WWⅡ」。2〜3年前に購入したという大戦モデルは、フロントボタンが月桂樹仕様ではなく、リーバイスのロゴ入りボタンという、スペシャルな逸品。特有の濃いインディゴカラーが堪能できる、超ミントコンディション。
中学生の頃からブログなどを拝見していたので、初めてベルベルジンの地下を訪れたときは緊張しましたし、実際にお会いしたときは芸能人に会った気分。『わぁ、本物がいる!』みたいな(笑)。
その後、ちょこちょことお店に通うようになって、7年くらい前から個人的に連絡をさせていただくようになり、お世話になる機会が増えました。
神宮寺さん私物「40s リー 191-J」。リーの名作として知られるカバーオール、91-Jのショート丈バージョン。市場ではほぼ出回らないレアモノ。
ユタカさんと一緒に過ごさせていただくことで、ヴィンテージの知識が増え、より好きになりました。貴重なデニムを見せてもらって、そのアイテムについてのストーリーを知れたときは心底テンションが上がるんです。
デニムを筆頭に、ヴィンテージアイテムはユタカさんから買うと決めています。
神宮寺さん私物「リーバイス 501XX 1937」。リーバイスのアイコンである赤タブを初採用したモデル。まだシンチバックが付属し、アーキュエットにはダイヤモンドポイントがないタイプ。
神宮寺さん私物「リーバイス S506XX WWⅡ」。第二次世界大戦中に製造されたファースト。今、市場価値が高騰しているアイテムのひとつ。月桂樹ボタンや、濃淡の激しい独特の色味が特徴だ。
ヴィンテージのプロとしての絶対的な信頼があるだけでなく、一緒にいて楽しいですし、何より人としても尊敬はもちろん、信頼できるのが重要。
あるとき、決して安くはないアイテムを僕が買うのを迷っていたとき『それはやめておいたほうがいいよ』って、ちゃんと理由を説明してくれたうえで止めてくれたんです。
接客する立場の人がお客さんの買い物を止めるって、なかなかですよね(笑)。
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