OCEANS

SHARE

「30sヘッドライト カバーオール 」荒々しいオイル&ペンキダメージに加え、チンストラップが付き、なおかつチェンジボタン仕様という、ヴィンテージカバーオールの醍醐味が凝縮。

設楽さん私物「30sヘッドライト カバーオール 」。荒々しいオイル&ペンキダメージに加え、チンストラップが付き、なおかつチェンジボタン仕様という、ヴィンテージカバーオールの醍醐味が凝縮。


設楽 ユタカさんって不思議ですよね。お店には、特に目的もなくふらっと立ち寄らせていただくことが多いんですけど、タイミングよく素敵なものに出会う。で、そのときは必ず地下にユタカさんがいるんです。あれ何ですか(笑)?

設楽さん私物「モデル名」。ちらっと裏地から見える背面中央部を縦に走るステッチから、リーバイス 506XXE、通称”Tバック”であることがわかる。濃色で目立ったダメージもない極上品だ。

設楽さん私物「リーバイス 506XXE」。リーバイスのファーストは、ちらっと裏地から見える背面中央部を縦に走るステッチから、通称”Tバック”であることがわかる。濃色で目立ったダメージもない極上品だ。この日穿いていたリーバイス 501 66前期の色味と好相性。


藤原 それは自分、関係ないです(笑)。多くの方を接客させていただいていますが、設楽さんは3本の指に入るくらい幸運の持ち主。設楽さんがいらっしゃるときはいつも、なぜか“設楽さんサイズ”の人気アイテムが入荷しているんです。

「リーバイス S506XX E WWⅡ」Tバックの大戦モデルは、数年前に購入。急激な市場価格の高騰から、最近は袖を通す際も気を使っているそう。

設楽さん私物「リーバイス S506XX E WWⅡ」。Tバックの大戦モデルは、数年前に購入。急激な市場価格の高騰から、最近は袖を通す際も気を使っているそう。




設楽 ありがたいことに年々、古着への愛着が増しています。最近は古着だけでなく、アクセサリーなどもいろいろ教えてもらって、気付いたらユタカさんのファンみたいに。先生と生徒みたいな(笑)。
advertisement

ただそれって、友達の間でもそうじゃないですか。内輪で流行ってそれを共有するのが楽しいし、心地いいといいますか。

あとユタカさんは、こんなに見向きもされなかったときからひとりだけTバックを着ていたくらいですから、スタイルにオリジナリティがあって、それも格好いい。自分もそうなりたいんです。

先生、これからもよろしくお願いします。
OCEANS 5月「デニムは、人だ。」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック

山本雄生=写真 オオサワ系=文

SHARE