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すべての写真を見る東京・原宿のヴィンテージウェアの名店「ベルベルジン」で店長を務める藤原 裕。デニムだけでなく多くの人から愛される彼は、これまでどんな人生を歩んできたのだろうか……。
藤原の原点であるとんちゃん通りの入り口にて、自身の半生と今後の展望などを語ってもらった。
「デニムやヴィンテージウェアを通じ、これまで出会った皆さんの存在が財産」
デニムに興味を持ったのは中学時代。友達と一緒に、地元の高知市内にあったお店に買いに行ったのが最初です。
購入した人生初デニムは、リーバイス501ブラック。6800円でした。当時はインディゴよりもブラックのほうが格好良く見えたのだと思います。
高校に入るとファッションやヴィンテージ熱が高まり、ヴィンテージショップやファッション誌などをチェックして、知識を吸収していきました。
初めて購入したヴィンテージデニムは、高校時代に買ったリーバイス501“E”。色は濃かったのですが、レングスが短くて。それでも初ヴィンテージだったので、大事にはいていました。
高校ではサッカー部の先輩に影響を受けまくりでした。すごくおしゃれな方で、当時からヴィンテージのデニムやスニーカーを愛用している人で。穴が開くほど読んでいた雑誌『Boon』に掲載されていたアイテムを大量にコレクションしていて、かなり衝撃を受けました。
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