理想は鳥山 明作品に出てくるような車

サハラには満足していると話す中谷さんだが、本当に好きなのは小さな車だと本音も漏らす。

「正直928万円は高すぎます。けど、番組には背中を押してもらったんで感謝もしてます。車はずっと欲しかったのに腰が重かったんで。まさか、自分が東京でジープを運転してる人生なんて想像してませんでしたから。

だけど、もし乗り換えることがあるなら、次は絶対に小回りが効く小さい車にします（笑）」。



大の漫画好きで知られる中谷さんの憧れは、鳥山 明作品の世界だという。

「僕は鳥山 明先生が好きで、Dr.スランプとかドラゴンボールに出てくるジムニーみたいな車が理想です。小さい車体から僕みたいなのが出てきたら『牛魔王』っぽくていいじゃないですか。

でも、小さい車は旧車じゃない限り650万を超えない。ジープのルビコンも選択肢にあって、それでも良かったんですが額が足りない……。いやー650万のラインはマジでだるかったっす（笑）」。

月7万円の駐車場費に泣くも「ディズニーは楽しかった！」

サハラの音響は気に入っているポイント。「ウーファーを積んでるので、窓を締め切ったらまるでライブ会場ですよ。今日はFRUITS ZIPPERを聴いてきました。一緒に番組をやってる仲なので、“公式お兄ちゃん”を公言してます」。

都内の中心エリアに住む中谷さん。駐車場に支払う金額も耳を疑うものだった。

「サハラを停めるために契約してる駐車場が月7万円もするんです。やっぱ高いですよね……？ 屋根のあるシャッター付きの車庫で、場所が場所なのもあるんですけど。

大阪時代に住んでた家より高いですもん。家賃だって大阪時代の3倍だし、車のローンも5年あるし、車体がデカすぎて擦るし、駐車場もそう簡単に見つからないし。ほんとに高すぎるし、でかすぎるって（笑）」。



車を買って何かうれしかったことはあったのだろうか……。率直に聞いてみた。

「紅しょうが・稲田や、さや香・石井、ビスケットブラザーズ・きんちゃんの家族と大所帯でディズニーに行ったのは、めっちゃ良かったですね。マジで楽しかった。ディズニーなら駐車スペースも広いし、電車に乗らなくていいからすぐ着くし。車、最高って思いました。

でも帰り道、高速を降りる出口を何度も間違えたんです。きんちゃんの奥さんに『何回ミスるん！』って爆笑されました。やっぱ東京は難しいですわ」。

「いつかサハラで埼玉県秩父にある『三峯神社』に行きたいです。芸能人がよく行く山の上にあるパワースポットらしいですよ」。

車を持ったことで芸人仲間が喜ぶ姿を見れるのがうれしいと話す中谷さん。3歳からの相方、阪本さんの反応も上々とのこと。

「相方の阪本は、僕が車を買って喜んでますよ。あいつ、電車が本当に嫌いなんで。特に遠くの劇場で出番があるときはありがたいと思いますよ。高い交通費も浮きますし。

さすがにテレビ局にサハラで行くことはまだないですね。なんか、偉そうすぎません？『誰が車で来てんねん！』って言われるでしょう。あと5年、テレビに出続けられたら堂々と行ける気がします。だからこの先、ノースキャンダルでがんばりますよ」。




5年といえばちょうどローン返済が終わるタイミングと重なる。それまでには都内の運転にも慣れ、颯爽とサハラを乗りこなし、“愛車”と呼べる存在になっているかもしれない。