
出会いがあれば別れもある、春。3台のSUVが「いざさらば」を切り出した。
いずれも個性派で、なかなか離れガタイ車たち。気になっていたのなら、会えなくなる前にディーラーへ急げ!
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ジープ「グランドチェロキー ファイナル エディション」。3月15日から100台限定で販売される。
ジープ「グランドチェロキー」が、3月15日から販売される100台限定の特別仕様車「ファイナルエディション」をもって、日本での販売を終了する。
現行型(5代目)の販売開始が2022年2月だから、約3年で日本での販売が終わることになる。販売終了の理由は、右ハンドル車の生産が終了するからだという。
ボンネットの先端にブラックのJEEPバッジが備わる。ベースグレードはリミテッド。ボディ色はホワイト(写真)が30台、グレーメタリック(上の写真)が70台。
ラグジュアリーSUVの代表格であるグランドチェロキーの最新型だけに、ライバル同等の先進運転支援機能を備え、シフトがレバーではなくダイヤル式など、ジープブランドの頂点にふさわしい豪華&先進機能がたっぷり奢られていた。
2列目シート車の他に3列シート(6〜7人乗り)車もラインナップしていたが、ファイナルエディションはランクル300とほぼ同サイズの2列車がベースとなる。
グランドチェロキーの登場年(1993年)を刻むファイナルプレートがリアに備わる。
ジープといえば、90年代に爆発的な人気を獲得したチェロキーが2021年末、ひっそりと生産終了になった。そして今回のグランドチェロキーの販売終了で、とうとう“チェロキー”の名を持つ新車が日本では買えなくなる。
青春時代にチェロキーの思い出や憧れがあるなら、最後のチェロキー、手に入れてはいかがだろう。
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