アデーレ・カーサグランデ・フェンディとエドアルド・フェンディ。
ブランドの100年はフェンディ家の才能溢れる女性たちによって紡がれてきた。
創業者はアデーレ・カーサグランデ・フェンディ。その夫であるエドアルド・フェンディとともに1925年、イタリア・ローマでファー工房併設の皮革小物店をオープンさせた。
のちのラグジュアリーブランドとしての礎を築き、創業者が残した卓越した素材使いとクラフツマンシップは100周年を迎えた現在まで受け継がれている。
伝説的な5人姉妹。
40〜50年代にはアデーレとエドアルドの5人姉妹がファミリービジネスに参画。それぞれが独自のセンスを発揮し、フェンディの拡大と革新に尽力した。
またカール・ラガーフェルドの豊かな才能を見いだしたのも彼女たちの大きな功績であり、アイコンとなる“FF”ロゴはラガーフェルドの手によって生み出されたもの。
100周年を迎えた現在は、5人姉妹アンナの娘シルヴィア・フェンディがフェンディ家の3代目としてブランドを牽引。「ピーカブー」や「バゲット」といった新アイコンを生み出した。
さらに近年では4代目のデルフィナ・デレトレズ・フェンディがジュエリー部門のアーティスティック ディレクターに就任。創造性豊かなプロダクトを生み出している。
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