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実際の「価格」は?

ここで肝心の航空チケットの値段についてまとめてみましょう。ワンワールドの場合は、大陸制という、渡航する大陸の種類数によって料金が決まる商品を選べることが特徴的です(ワンワールドにも距離をベースとする世界一周航空券も存在します)。

渡航する大陸数と搭乗クラスによって値段が変わり、例えばアジア・ヨーロッパ・北米で3大陸といったように数える3大陸が最小単位になっています。ここにオーストラリアにも行きたいと加えると、オセアニア大陸が追加され4大陸になると数えます。

最小単位の3大陸の範囲内でルートを組む場合、2023年はエコノミークラス33万5000円、ビジネスクラス65万6350円、ファーストクラス100万3300円でした。2024年10月に価格の改定があり、現在はエコノミークラス36万8500円、ビジネスクラス78万7600円、ファーストクラス120万4000円になっています。


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スターアライアンスは距離(マイル)に応じて料金が変わるマイル制となっていて、29000マイルまでの場合、エコノミークラス35万8900円、プレミアムエコノミークラス55万3800円、ビジネスクラス70万5500円、ファーストクラス114万1000円となっています。距離をマイルで直感的に掴めない私は、大陸制の料金構成の方がわかりやすいと思い、ワンワールドで世界一周航空券を手配することにしました。行きたかったのがヨーロッパと北米のため、費用を抑えた3大陸に。座席クラスはコスパ重視のビジネスクラスとしました。


風呂内亜矢=文 石井節子=編集
提供記事=Forbes JAPAN

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