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2025.02.28

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ザ・ノース・フェイスの大名作“バルトロ”が地球に優しくアップデートするワケ



先週末、突如訪れた大寒波。そんな急に襲いくる寒ささえ、圧巻の機能性を有するザ・ノース・フェイス「バルトロライトジャケット」はモノともしない。

そんな“冬季最強の1着”といっても過言ではないバルトロが、ここにきてさらなる進化を遂げようとしている。ポイントは“地球に優しい”ということだ。

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バルトロの製造を手掛けるゴールドウインは、長期ビジョンとして「PLAY EARTH 2030」を標榜し、サステナビリティに力を注いでいる。環境省による「令和6年度 製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」にも参画中だ。

そこで、昨年秋冬に発売した“バルトロ1着あたり”のカーボンフットプリント(CFP:Carbon Footprint of Product)※1を算定。結果、製品完成までの全工程における温室効果ガス排出量が「31.8kg-CO2e」であることを突き止めたという。なかでも、原料調達段階での排出量が多いことが判明したようだ。

※1 個人や団体、企業などが生活・活動していく上で排出される二酸化炭素などの温室効果ガスの出所を調べて把握すること。環境省から委託されたボストン コンサルティング グループの支援のもと、CFPの算定を実施。

※2 数値は小数点第二位以下を四捨五入しているため、各段階の合計と総量値が異なる。

バルトロ ライト ジャケットが1着できるまでの温室廃棄ガスの内訳

バルトロ ライト ジャケットが1着できるまでの温室廃棄ガスの内訳


調査結果を受けて、ゴールドウインはサプライヤーとの連携を強化し、原材料の排出削減につながる施策を推進していく方針を固めた。この取り組みは同社が展開する、他のブランドにも広げていく予定だ。

さらに、リペアサービスや衣類のリサイクルを促進することにより、廃棄段階における排出の削減も検討しているという。
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