「珍稀車図鑑」とは……珍しくて稀少な車を求め、各地を飛び回る鹿田能規さん。今回彼が出かけたのは「東京オートサロン2025(TAS)」。国内最大級の祭典で、カーカスタムのプロが目をつけた車は……?
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鹿田能規さん●関西と関東に拠点を構えるエスアンドカンパニー。スーパーカーからノスタルジックカーまで車作りの第一人者として全国にその名を馳せる。www.s-company.jp
ども。珍稀車ハンターの鹿田です。先日開催された日本最大級のカスタムカーの祭典「東京オートサロン2025(TAS)」に行ってきました。
いや〜、ここ数年はキャンプ色が強めだったんですが、今年はスポーツカーが目立ちましたね。キャンプ人気はひと息ついた感がありましたね。
トヨタはヤリスをミッドシップにカスタマイズ? 日産はR32型スカイラインGT-Rを電気自動車化? ホンダは新型プレリュード?
かつてのTASはチューンドスポーツカーが主役でしたからね。ただ、昔と違うのは、メーカーが本腰入れて参加している点です。
フェラーリSF90 XX/ロベルタ。フェラーリのプラグインハイブリッド・スーパースポーツカー。SF90の高性能&世界限定799台のモデルです。こういうのが見られるというのも東京オートサロンの魅力のひとつですね。
先のヤリスやGT-Rはショー向けモデルだとしても、昔はカーメーカー自らチューニングカーやカスタムカーを手がけることなんてなかったですから。
それが今や、BMWは自ら作ったカスタムカーを、売り物として展示しているんですから。
Mパフォーマンスパーツを装着した新型BMW M5。BMWジャパンが展示した一台です。僕らがイジるところがない、こんなツヤ消しのボディキットがディーラーで買える時代です。
また、ロータスやケータハムなんて、昔はどこで買えるのか分からないブランドの代表格でしたけど、今や立派に日本法人がTASに参加しています。それくらい本国がTASに対して力を入れているってことでしょうね。
ロータス エレトレ タイプ79。ロータスの日本法人が展示した電気自動車のSUV、エレトレです。F1ファンには懐かしいF1マシン「ロータス79」をオマージュし、JPSカラーに仕上げられています。
ケータハムの日本法人が出品したケータハム170R。スズキ製660ccターボエンジンを搭載する、軽自動車規格の一台で、ケータハム市場最軽量の440kgです。
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