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これが“本当のラグジュアリー”



日本において「ラグジュアリー」という言葉は、煌びやかな世界に漂う上っ面の“高級感”を想起させる印象が強かった。しかし今、その本質が問われるようになってきた。

記号性よりも、派手さよりも、大切なものがある。ファッション業界に「クワイエット・ラグジュアリー(静かな贅沢)」という価値観が生まれてきたのも、そんな時代の変化の現れだろう。

情報も選択肢も爆発的に増えた今、口だけ達者なモノのメッキは早晩剥がれる。みんなホンモノを知りたいし、見たいし、ホンモノの声が聞きたい。だからオーシャンズはまず、木村拓哉さんに話を聞きにいった。
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さぁ、“本当のラグジュアリー”って何だろう?本質的な問いに対する答えを、27のキーワードで導きたい。




「カウンターカルチャーとしてのエルメス」
我々が思い描くエルメスのイメージと、“カウンターカルチャー”という言葉にはギャップがある。それはエルメスが一貫して、伝統的な「職人によるものづくり」に敬意を表してきたからだ。

しかしながら同時に、時代の変化に応じて「創造の自由」を体現し続けてきたメゾンでもある。

パンク、スケートボード、モダンアート、イノベーション。多彩なカウンターカルチャーをクリエイティビティに反映し、伝統と革新を融合させる。

エルメスだけがなし得るラグジュアリーの真髄はここにある。




「カルチャーを知って着る」
共感、応援、仲間意識。それらがもたらす一体感やグルーヴ。特定の人にとって代替不可な価値を持つ、カルチャーのある服。

わかる人にはわかる。気付けばにんまり。この喜び、知らないならもったいない。

オーシャンズ4月号「これが“本当のラグジュアリー”」




次号「デニム」特集もお楽しみに!

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