OCEANS

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もちろん、リフトアップ&トーヨータイヤのオープンカントリーで足元をキメて、ボディはマッドサンドベージュのラッピングをチョイス。またインテリアもボディに合わせてウッドステアリングを装着している。

この内外装のカラーリングは、日本仕様の純正ボディカラー次第では別の選択肢も出てきそうだけど、ジムニーノマド(ノマドはフランス語で「遊牧民」の意味)という車名にぴったり合った、カラーリングやルーフテント仕様の一台じゃないだろうか。

ホイールのデザインといい、ウッドステアリングといい、レトロフレーバーがちょいちょい入っているのが良い感じだ。

ホイールのデザインといい、ウッドステアリングといい、レトロフレーバーがちょいちょい入っているのが良い感じだ。


5ドアになったとはいえ全長は4m以下だし、全幅は1645mm。「ジムニーでしか行けない道がある」と言われるように、全長約5m×全幅約2mの王者ランクルではたどり着けない道(時に道ですらない)が、この日本にたくさんある。
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展示車にはロッドホルダーが装着されていた。このあたりも、メーカーのオプションも含めてあれこれ選べるようになるんじゃないだろうか。

展示車にはロッドホルダーが装着されていた。このあたりも、メーカーのオプションも含めてあれこれ選べるようになるんじゃないだろうか。


朝、ルーフテントで目を覚ますと、目の前は誰もいない静かな森。そんな妄想を大いに膨らませてくれる一台だ。
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ジムニーカスタムの名手が手掛けた初作品

Showa Garage 5door Style/ショーワガレージ

Showa Garage 5door Style/ショーワガレージ


長年ジムニーのカスタムカーを手掛けているショーワガレージからも、ジムニー5ドアのカスタム第1弾「Showa Garage 5door Style」が披露されていた。

インドから並行輸入した5ドアのボディカラーはインド純正色の「ネクサブルー」だが、日本仕様の「セレスティアルブルーパールメタリック」も同じくネイビーだから、カスタム完成後のイメージも付きやすいだろう。

3ドアにはないネイビーのボディカラー。ベース車はインドの純正色だが、日本仕様にも同様のネイビーが用意されているのがうれしい。

3ドアにはないネイビーのボディカラー。


エクステリアはオリジナルのバンパースポイラーをはじめ、ジムニーカスタムにノウハウのある同社らしい、スポーティかつシックな仕上がり。

リフトアップされた足元はオリジナルのマットブロンズのホイールに、タイヤは一台目と同じくトーヨータイヤのオープンカントリーが装着されている。
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一方、インテリアはレトロレザー調のシートカバーやウッド調ステアリングが備えられた。

ちょい枯れなシートの表情が良い感じだ。

ちょい枯れなシートの表情が良い感じだ。



冒頭で述べたように、この東京オートサロン後の1月30日に国内受注が開始され、5日後の2月3日には一時オーダーストップになったジムニーノマド。この爆発的な人気をさばくには、まだ少し時間がかかるだろう。

その間に、先行して開発された上記2台以外にも続々とカスタムのお手本が登場する予感!? まずは肝心の受注再開を待ちながら、じっくりと仕上げ方を悩んでおこう。

籠島康弘=文

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