レインウェアの概念を覆す“オバケ(PHANTOM)”級の防水ウェア
「ティフォン ファントム」

「ティフォン ファントム トレック ジャケット」重量:163g(Mサイズ)4万2900円/ミレー(ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン 050-3198-9161)
ユーザーに安全を届ける使命感から誕生したティフォン。理想とする性能を備える防水透湿素材の開発から挑戦の連続だったが、物語にはまだ続きがある。
性能の限界に挑み、技術の粋を尽くして新たに生まれた防水ウェアが、今年リリースされる「ティフォン ファントム」だ。
「ティフォン ファントム ファスト ジャケット」重量:132g(Mサイズ)4万2900円/ミレー(ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン 050-3198-9161)
ティフォン ファントムの開発を通して行われたのは、圧倒的な軽さと防水性、そして透湿性の限界を押し上げることだった。
素材は十分な耐水性能をもちながら内側のロゴが透けるほど薄い。
実体のない亡霊(=ファントム/phantom)という商品名の如く、内側が透ける見た目にはやや不安も感じる。しかし、そんな心配は杞憂だ。
ティフォン ファントムは50,000mmもの耐水圧と60,000g/m²/24hの透湿性を備え、ともに従来のティフォンを上回るスペックを誇る。

これは、防水透湿メンブレンこそ既存のティフォンと同じものの、表地と裏地に7デニールの極薄の生地を新たに採用した結果だ。
極薄ながら高密度に編み込まれた表地を使うことで防水性が高まり、3層構造の防水透湿素材の厚みが全体的に薄くなっている。
それにより一回り上の透湿性を得ることに成功したのだ。
一本一本の細身のシームテープがシビアな設計を物語っている。
軽さへのこだわりは、シームテープにも見ることができる。
1gを削る戦いの末にたどり着いたのは、通常のテープよりも細い9mm幅のシームテープ。ミリ単位のズレが許されない職人の高度な接着技術を駆使し、圧倒的な軽量性を実現させた。
表地にはティフォンと同様、伸縮性を有するナイロン100%の生地で動きやすさを確保。サラリとする裏地の肌触りで着心地も申し分ない。

ミレーが長年の歴史のなかで培ってきた製造現場との信頼関係とテクノロジーを結集させた意欲作「ティフォン ファントム」。防水ウェアの新たな最高傑作の誕生である。
[問い合わせ]ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン050-3198-9161