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「パタゴニア」のダウン

真冬の仕事アウター。その第二の選択は、パタゴニアのダウンセーターフーディーだ。実は、昔からパタゴニア愛が強かったという佐藤さん。その原体験は、高校時代に遡る。
「修学旅行で東京観光をしましたが、当時はA.P.C.のようなブランドがすごく流行っていて。僕を含め、みんな夢中でショップを探していたんです。でも結局そこでは何も買わず、地元の札幌でパタゴニアのフリースを買いました。今そのフリースを着ると、シルエットがパツパツになっちゃうんですけどね」。
彼女がアニー・リーボヴィッツ。確かにパタゴニアのダウンジャケットを着用している。
写真に興味を持ち始めるなかで、パタゴニアとはさらなる接点も。敬愛する写真家アニー・リーボヴィッツが着こなすパタゴニアのダウンジャケットに、強烈な憧れを抱いた。結果、本作を選ぶにいたる。
「彼女はフードのないタイプですが、僕はあえてフード付きをチョイス。フードありの方が、街っぽく着られると思っています。ツルツルでフワフワの着心地はクセになるほど気持ちいいし、短丈だから動きやすい。チャリで現場に行くときなど、かなり重宝します」。
同じXLサイズながら、モンスターパーカに比べるとタイトな作り。ただそこには、佐藤さんなりの思惑も。

「これが着られなくなったら、いよいよヤバいぞと。そういう意味で、この服が僕の体重のベンチマーク。パタゴニアの服は、長く使ってこそ良さがわかる。だからもう少し身体を絞って、例のフリースとも上手く重ね着できるようにしたいです(笑)」。