摂氏0度でも耐え凌ぐ「ビスビム」のジャケット
「最近は仕事しかしていないんで、アウター選びは普段の格好と変わりません」と語る山本さん。そういえば、昔から冬はザ・ノース・フェイスのバルトロライトジャケットを着ている姿をよくお見かけしたような。
「すごく気に入って毎回のように着ていたんですが、車のエンジンオイルで汚れてしまい……。それもあって、昨年末にメインアウターを新調したんです。昔から気になっていたビズビム。正確に言うと、カプセルコレクションに当たる“ビズビム モーターズクラブ”の中綿入りコーチジャケットです」。
「Motors」の胸刺繍が車好きに響く、ドライブにも最適なショート丈。ただし一般的なコーチジャケットとは異なり、シルク混のウール生地を使う。バックプリントのないシンプルなルックスや、小振りのフロントボタンも上品だ。
「カジュアルな現場はもちろん、わりとカチッとしたシーンでも使えると思っています。先日、ピッティの取材でイタリアに行った際も、黒デニムとパラブーツの革靴と合わせて乗り切りました」。
やや緩めのシルエットゆえにインナー選びの自由度も高く、「イタリアは摂氏0度くらいでしたが、メリノウールのインナーを着ればかなり快適でした」とのこと。相応にお値段は張るものの、長く、幅広く活躍するアップデートした定番。スマートな買い物に違いない。
3/3