「悪魔のZ」が姿を現したのは、首都高ではなく、ラスベガス!?
日本の石油会社エネオス(ENEOS)が、カスタムカーの本場アメリカの「SEMAショー2024」で、同社の潤滑剤をアピールするための3台を出展。
これが悪魔にダルマに王位継承者と、とにかくセンスが凄い3台だった!
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「“デビルZ”ダットサン240Z」
はじまりは、マンガ『湾岸ミッドナイト』に天啓を得た事だとという。
アメリカでも人気の高い日本車のひとつであるダットサン「フェアレディZ(日産フェアレディZ)」を、湾岸ミッドナイトの主人公のように“悪魔化”することを思いついたのだ。デザインを手掛けたのは業界では有名なカーデザイナー、ジョン・シバル。
まず1971年式(初代)Z のフェンダーを原作のようにバリッと張り出し、フロントに幅275 mm、リアに幅315mmという極太タイヤを収めた。
パワーアップしたエンジンにはもちろん、ENEOSの潤滑用が用いられた。
そのグリップを活かすためにエンジンをパワーアップ。排気量は原作なみに、2.8Lから3L(原作は3.1L)にまで高められた。そこに日産G37(日産スカイラインクーペ)から6速MTを調達して組みあわせている。
一方で、そのハイパワーを受け止めるためにハイパフォーマンスなブレーキやサスペンションを装着。さらにフレームやボディを強化するなど、単なる見た目だけでなく、本気でSEMAショー2024の会場があるラスベガスに“悪魔”を降臨させようと奮闘したのだ。
鮮やかなブルーを再現するためにポルシェのサンマリノブルーメタリックを採用。
こうして出来上がった「悪魔のZ(Devil Z)」。原作と見比べるとフェンダーが張り出しすぎじゃないかとか、マンガと実車じゃスケール感が違うので相違点もあろうが、これはこれで、かなりカッコいいじゃないか!
インテリアもカスタムが施されている。
だいたい、アメリカでも日本の旧車とマンガがここまでリスペクトされていると思うだけで、胸熱なカスタムカーだ。
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