毎日袖を通すことになるアウターは、できれば気分が上がるものが良い。それを着ただけで重い玄関扉を開けて、寒空の下出かけたくなるような。
全体の印象を決めるものだから、男としての品格やスタイルも演出しつつ、時代遅れにも見せたくない。それと言ってすぐに飽きが来てしまうようでは困る。そう考えると、やっぱり役立つのがベーシックなブラックのコートやジャケットだ。
主張しないのに洒落て見える、“黒子アウター”に身を包んだ3名の着こなしを見てみよう。
【写真7点】「冬の名脇役となる“ブラックアウター”を厳選!」の詳細写真をチェック ① 「バブアー」のトランスポート
ジャケット=バブアー ニット_ユニクロ パンツ=ベルウィッチ 靴=ポルペッタ
藤原一平さん(44歳) 着丈が短めでゆったりとしたシルエットが日常使いしやすい「バブアー」の名品ジャケット、トランスポートはまさに名脇役と名付けるのに相応しい逸品だ。
藤原さんはニットとスラックスのベーシックなスタイル。ともすれば“ただ着ただけ”に見えかねない、冬のワンツーコーデに格と品を与えつつ、悪目立ちすることもない。英国生まれの質実剛健さに助けれられている。
シンプルな着こなしでも、主張しすぎず上品に見えるのはワックスドコットンの質感のなせる技。
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