背筋がまっすぐに伸びれば、生き生きとした見た目に生まれ変わる!

普段の生活の中で崩れてしまいがちな「姿勢」。
デスクワークでの巻き肩や反り腰、スマホを眺めるリラックスタイムの猫背など、日々の習慣が体に大きな負担をかけてしまうことも少なくない。
吉田さんも「悪い姿勢は、見た目の悪さや体の痛みに直結してしまう」と警鐘を鳴らしている。

──なぜ「姿勢改善」が大切なのでしょうか?吉田:まず姿勢が悪いというのは、骨格の形が悪いということです。骨格は体の中心ですから、形が悪いといくら筋肉を付けても、脂肪を落としても、見た目が良くなりません。姿勢・骨格というのは、ボディメイクをする上でのベースになるものなんです。
さらに、姿勢が崩れると四十肩・五十肩や腰痛、ひざ痛にもつながってしまいます。
──姿勢が正しくなることで、どのような効果が期待できるのですか?吉田:まず見た目が美しくなりますし、原因がわからない頭痛や疲労感など、体の不調の改善にも期待ができます。
私が20年以上トレーナーを続けるなかでわかってきたのは、姿勢が良くなると本当に人が生き生きとするということ。自信と生命力にあふれて、オーラに満ちたようなイメージへと変わっていくんです。
逆に姿勢が悪いまま筋肉をつけて体重を落としても、見た目の印象は変わらないことが多いですね。
──姿勢を整えるためには、何から始めればいいんでしょうか? 背筋を伸ばすように心がけていても、いつの間にか元に戻って背中が丸まってしまいます。吉田:骨格を整えて、姿勢を改善するために必要なことは実はシンプルなんです。大きく分けると各関節を大きく動かすこと、上下に伸びることの2つです。
ポイントは上に伸びるだけではなく、下にも伸ばすこと。上と下に力をかけて引っ張ることで、まっすぐに背筋が伸びて姿勢が良くなっていきます。関節を大きく動かすことで、硬くなった筋肉や関節をほぐすこともできます。
この2つの動きを主に取り入れたのが今回の「クレバー・メソッド」です。何よりも大切なのは三日坊主で終わらずに、続けていくこと。短時間で簡単に続けやすい運動を意識しています。
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