ミリタリーとモードが混在したインパクト大のアウター
今年イチ気に入っているという「サブレーションズ」のコートをメインに、ストリート感がありつつも、どこかモードな雰囲気を内包した⼀軍スタイルを披露してくれた。
「サブレーションズは知り合いが作っているということもあって、毎シーズン展⽰会でチェックさせてもらっているお気に⼊りのブランドのひとつです」(西村さん、以下同)。
マイクロファイバーツイルを駆使して仕上げた多機能コート。ウエストベルトやマチ付きポケット、ドローコードなどのギアが盛りだくさん。
ジレがレイヤードされており、単品で使っても格好いい。
「4ポケットのミリタリーな雰囲気ですが、生地はナイロン混のテック素材。このミックス感がいいですよね。ジレだけで着ても格好いいので、シーンによって着こなしを楽しめます。とはいえ装飾が多いので、僕もまだ使ってない機能があると思います(笑)」。
デザインは、M47やM51、M65といった⽶軍の歴代のミリタリージャケットに加え、⼭岳部隊のブルゾンのディテールを掛け合わせているのだ。
仲間が⼿掛けるブランドの服に袖を通すことは、デザインが気に⼊っているということに加え、尊敬の念もあると⻄村さんは語る。
「服って全⼈類が着ていますが、これって素晴らしいことですよね。寒さを防いだり素肌を隠したり、最低限着られるなら何でもいいわけですが、デザインや合わせ⽅にこだわれば、どんなに安価な服でも、誰もが格好良く&可愛くなれる。そこにはロマンがあると思うんです」。
「ティファニー」の結婚指輪以外は、すべて「ヒアーズ」のシルバーリング。ヒアーズは、サブレーションズのディレクターである⾦⼭⼤成⽒が⽴ち上げたアクセサリーブランドだ。
「そういう中でファッションデザイナーさんは、より素敵に⾒えるものを⻑い時間をかけて創り出している。そういう作業を仲間がやっていると応援したくなるんです。ゼロからイチを創り出すという意味ではお笑いと⼀緒で、すごくリスペクトしています」。
アインシュタインのバックプリントが特徴的な「ディヌーヴォ」のパーカ。こちらも友⼈が⼿掛けるユニセックスブランドだ。
「僕が新ネタを作って面白いと⾔われたらうれしいですし、それと同じでデザイナーさんだって誰かから⾃分が創った服が褒められたらうれしいと思うんです。僕は少しでも、仲間の作品が世間に広まるように微⼒ながら着させてもらっています」。
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