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いつか会ってお礼を⾔いたいデザイナー

この⽇着⽤していた「サブレーションズ」のコートは、かなりインパクトのあるデザインだが「そこがまたいいんですよ」と、⻄村さん。⾃⾝のファッション歴を振り返ってもらうと、クセのあるデザインに惹かれる理由が何となく見えてくる。



「ファッションは⾼校時代にシュプリームやサイラスなど、裏原ブランドが爆発的に流⾏して、そこから⾃然と興味をもちました。当時は、みんなが⿊のスキニーパンツにナイキの『エアプレスト』やグラビスのスニーカーを履いていて。地元ではストリート系かBボーイの2択で、僕はストリート系が好きでした。

そんな時期を経て、いまはモード系のファッションにはまっています。芸⼈として売れ始めてからは、ヨージヤマモトやコム デ ギャルソンなどを着るようになりました」。

「OAO(オーエーオー)」のスニーカー。ソリッド感のあるモダンなデザインと、卓越した機能性が⼈気。ドメスティックのシューズブランドだ。

ソリッド感のあるモダンなデザインと、卓越した機能性が⼈気の「OAO」のスニーカー。


ストリート全盛だった⾼校時代、特に魅⼒されたブランドがあったという。

「ウィズ(=現ウィズリミテッド)は衝撃的でした。もちろん、ほかにも格好いいブランドはたくさんあったのですが、僕の中でウィズだけは別格で。あのときから唯⼀無⼆の存在といいますか、着る⼈を選ぶような奇抜なデザインが格好良すぎて。いまでも覚えているのが、ミニバッグが6連になったウェストポーチです」。



「4〜5万円と⾼校⽣の⾃分にはとても買えるものではなかったのですが、でも仮にそれを買ったとて、どうやって使いこなすんだっていう(笑)。いま僕が”⼤クセまみれ”な服が好きなのは、間違いなくウィズの影響。

僕のファション観はウィズと下野(下野宏明=ウィズリミテッドデザイナー)さんが育ててくれたので、機会があればいつかお礼を⾔いたいです」。

「アイヴァン」のアイウェアはサングラスではなく、度⼊りのカラーレンズ仕様。ほかにも多数所有しているそう。

「アイヴァン」のアイウェアはサングラスではなく、度⼊りのカラーレンズ仕様。ほかにも多数所有しているそう。



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