「OCEANS WATCH CLINIC」とは……▶︎
すべての写真を見る ファッションでも車でも家具でも、ヴィンテージに惹かれる思いはあるだろう。
長い歴史のなかで生き続けてきたタイムレスなデザイン、使い込まれた味わい深さ、職人の手仕事による丁寧な作りなど、魅力を語る言葉はいくらでも思い浮かぶ。
では時計はどうか。今ここに挙げたアイテム同様、ヴィンテージ志向は根強い人気を誇る。しかし時を計る精密機器という性質上、一点だけ難所を挙げるならば、現行品と比較して実用性に欠けるということだ。
復刻時計の魅力は、味わい深いデザイン性はそのままに、現代の高い技術によって、最新のムーブメントが採用されているということ。
さらに美観においても、先端の加工技術によって趣向を凝らし、デザインを深化させていることもしばしば。
なかでもオメガは復刻時計というジャンルを牽引するトップリーダー。デザインは忠実に再現しながら、常識外れな耐磁性を持つムーブメントや防水性能を備える。
そんなオメガの「プロプロフ」を皮切りに奥深い復刻時計の世界を覗いてみよう。
[BASIC]オメガ “プロプロフ”
SSケース、縦45×横55mm、自動巻き。220万円/オメガ 0570-000087
「オメガ/シーマスター プロプロフ 1200m」1970年に深海で作業を行うダイバーのために製作した600m防水時計、通称「プロプロフ」を1200m防水で復刻。
張り出したリュウズプロテクターや、ベゼルのロック&リリースを行う2時位置のセキュリティプッシャーといった特徴的なデザインはそのままに、METAS(スイス連邦計量認定局)認定のマスター クロノメーターを搭載。
15000ガウスの耐磁性ほか精度もお墨付き。現代的な外装技術でサマーブルーを纏った一本。
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