「OCEANS WATCH CLINIC」とは……▶︎
すべての写真を見る ダイバーズウォッチに惹かれる理由を説明するのは、デニムに惹かれる理由を説明するくらい難しい。それほど問答無用に格好良く、ほぼ各社にラインナップされているのは、人気の証しといえるだろう。
最大の特徴である視認性に秀でた簡潔なデザインのダイヤルは、その機能美が洒落者たちを魅了している。
時計史を振り返れば、1950年代から、現代のダイバーズウォッチに通じる高防水時計が登場し、各社が切磋琢磨しながら、さまざまなシステムを構築してきた歴史がある。
そうした背景が我々をアツくさせることは間違いない。実際は潜らないのに、スペックを重んじるのもストーリーを重視するからだろう。
いずれにしても時計史を彩るロングセラーモデルは、揺るぎない歴史背景を持ち、我々に満足感を与えてくれるもの。早速、自身の価値観に合う一本を見つけにいこう。
[BASIC]ブランパン “フィフティ ファゾムス”
SSケース、45mm径、自動巻き。232万1000円/ブランパン(ブランパン ブティック 銀座 03-6254-7233)
「ブランパン/フィフティ ファゾムス オートマティック」1953年、名前の由来となる「50ファゾムス(約91m)」の防水性を備えて登場したダイバーズウォッチにおける金字塔で、一部の機構は現代ダイバーズウォッチの規格のもとになっており、“モダンダイバーズの祖”とも称される。
オリジナルのデザインを継承しながら存在感のある45mm径にリファインされ、300m防水とグレードアップした本作。5日間のパワーリザーブを誇る高性能ムーブメントを搭載している。
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