「クルマスター☆安東弘樹のDRIVE TALK」とは……▶︎
すべての写真を見る 今回は、エレガントさとほのかなスポーティさを追求した「ルノー アルカナ」に試乗!
フルHVまたはマイルドHVを搭載したフレンチクーペSUVで、抜群の居住性能を誇るパッケージングも秀逸。
F1分野で培ったエネルギー制御と変速機構などが採用され、その優れた燃費性能は22.8km/Lと高い燃費効率を誇る。
安東さん、乗ってみたご感想は?
F1由来のテクノロジーを街で楽しめる。心躍る一台です
499万円〜/ルノー(ルノー・ジャポン 0120-676-365)
「ルノー/アルカナ エスプリ アルピーヌ E-Tech フルハイブリッド」
ボディサイズ:全長4570×全幅1820×全高1580mm
ホイールベース:2720mm
駆動方式:FF
エンジン形式:1.6L直列4気筒+モーター
最高出力:94ps/5600rpm
最大トルク:148Nm/3600rpm
モーター最高出力:49ps(36kW)/1677-6000rpm
モーター最大トルク:205Nm/200-1677rpm
サブモーター最高出力:20ps(15kW)/2865-10000rpm
サブモーター最大トルク:50Nm/200-2865rpm
燃費:22.8km/L(WLTCモード)
寒くなってきましたね。今回は仏車のクーペSUVをお届け。スポーツカーの名門、アルピーヌの名が冠されたこちらです。
「まさにアルピーヌのエッセンスを随所に取り入れたモデル。しかもF1由来のドグクラッチAT機構を採用しているアルカナ、そのメカニズムだけで僕はもうたまらなくアツくなってしまいます」。
ん!? ドッグ(犬)のクラッチ!?
「私、この新しいルノーエンブレムが好きなんです。伝統と革新が入り交じったこのフラットなデザインのロザンジュ(ダイヤモンド形のエンブレム)がいいですよね。このフロントグリルには前車追従機能などで活躍するレーダーセンサーを内蔵しており、光の加減でロゴが浮かび上がる。存在感を際立たせる機能美、おしゃれだと思います」。
「ドッグとも言いますね(笑)。犬の歯のような形をしたクラッチで、向かい合うふたつの歯が……動力伝達を滑りなく……(省略)」。
要はアルピーヌのF1マシン由来のすごいクラッチってことですね。
「ドグクラッチをモーターとエンジンの間に組み合わせたルノー独自のフルハイブリッドが、このE-TECH。ダイレクト感があって、それでいて細かな制御も無駄なく、しかも燃費も良い。興奮します」。
「ホールドに優れたカーボン調シートにはスポーツカーブランド、アルピーヌのロゴをデザイン。さらにトリコロールカラーのタグ付き。随所にあしらわれている鮮やかなブルーのステッチなどもこの車ならではのポイントですね。ただし、個人的な好みとしては、車内が広く見える明るい内装色が選べたらより最高でしたね」。
お熱いですね。そしてアルカナはクーペスタイルのSUVですが、車内は意外と広いですね?
「はい。今、一緒にいる担当編集Aさんは身長180cm以上で、後席の頭上空間は余裕ですよね」。
窮屈感はないです。
「クーペスタイルですが、良好な居住性が確保されています。そしてエスプリ アルピーヌならではの、ドアトリムやステアリングホイールに施されているブルーステッチも素敵。あとは助手席も電動シートですね。これはベリーグッド」。
出ました!安東さんの“助手席こそパワーシート必須説”。あと、ハッチゲートの荷室も広めです。
「クーペ形状を巧みに活用し、奥行きがあるから大きな荷物も積載できる。では、早速走ってみましょう」。
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