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編集部 真実は細部に宿る。デンハムのコンセプトでもありますね。

ジェイソン まさしく。僕はこれまでずっと、新しいシルエットやフィッティングのデニムを作り続けてきた。その一つひとつが次のデニムに影響して、その流れがブランドを成長させる。

ディテールこそがDNAなんだ。ワークウェアからスポーツウェア、リラックスウェアへとデニムの立ち位置が変わるなかでも、デニムという素材が持つ魅力は変わらない。

これからもきっと、デニムには明るい未来が待っているはずだよ。

編集部 ジェイソン自身は、これからどんな未来を思い描いています?

ジェイソン デニムに染まったブルーハンドから、緑と暮らすグリーンハンドへ。スペインのイビザ島でオリーブ栽培を始めるんだ。まだブランド名すら決まっていないけれど、オーガニックのオリーブオイルを作ろうと今テストしている最中。

編集部 なんと!すごく楽しそう。

ジェイソン アムステルダムと違って、イビザではよりヘルシーな生活ができる。ヨガ、ハイキング、スイミング。海辺での昼寝も最高だ。

当然、デニムははき続けるよ。以前、オランダ代表のオリンピックユニフォームを5オンスで作ったんだけど、その軽快さがイビザの気候に合っていて。今またお気に入りなんだ。

編集部 その快活なマインドは、将来に悩みがちなオーシャンズ世代(30〜40代)の参考になるかもしれません。

ジェイソン 共感してくれたらうれしいね。でも、イビザは田舎だからといって刺激がないわけじゃない。世界的な音楽イベントもあるし、面白い店もたくさん。僕のアトリエには、ステキなヴィンテージカーも飾ってあるよ。だから今度ぜひ遊びに来て!

編集部 絶対行きます!


OCEANS2/3月合併「冬の街角パパラッチ」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック


山本雄生=写真 増山直樹=文

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