では、ご登場いただきましょう。
マスコットキャラクターを膝に乗せて「よろしくお願いいたします」。
こちらはネットワークエンジニアとして勤務する春日 輝(ひかる)さん。岐阜県羽島市で生まれ育ったという。
「新幹線の駅もありますが、私が住んでいたところは周りが田んぼだらけで、夏はカエルの鳴き声がうるさいぐらいです。あと、柿が名産なのであちこちに柿畑も。同級生には普通に柿農家の子供がいたりしました」。
羽島産の米は濃尾平野の肥よくな土壌と木曽川・長良川の清流で育まれる。
ご家族のことも少し聞いてみた。
「母が大の犬好きで、実家で10匹ぐらい飼っているんです。買ったり引き取ったりしているうちに、どんどん増えていって。新しい子が入ったら私にも一応連絡が来ます」。
一番奥の「シェリーちゃん」は輝さんが名付け親とあって愛着もひとしお。
高校では演劇部に所属。勉強は二の次で演劇に没頭したという。
「一番印象的だったのは3年生の夏に行った公演です。自分たちで考えた創作劇で、私はメインキャスト3人の中の1人。家庭に事情があって悩みを抱えている子の役だったんですが、自分自身は親に感謝をしながら割と幸せに育って来たので、役作りにはすごく悩みました」。
役の子が感じている苦しさやその子の持つエネルギーなどが伝わるよう、精一杯演じた。
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