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ディビッド・ロックフェラーjr.氏 私と京都とのつながりは、ずいぶん前から始まっています。2015年には、山極総長(当時)の監修による「京都大学ブルーシーフードカレー」の完成を祝いました。豊かな文化、歴史、芸術にあふれた日本の古都を訪れるのが大好きです。ブルーシーフードガイドは、地域の経済発展にも貢献するでしょう。京都府がブルーエコノミーや、最先端のサステナビリティへの取り組みを推進していることはきっと高く評価されると思います。

スーザン・ロックフェラー氏 私は京都府が持続可能な漁業に関して最も進んだ都道府県であると思っています。

歴史的に京都府は、沿岸漁業に専念し、消費に十分な漁獲量を知っている地域です。このように、京都府は2008年にアジアで初めてMSC認証を取得した都道府県として、世界から高い評価を得ました。
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個人的には、ディビッドと私は2009年から毎年日本を訪れていますが、京都は私たちのお気に入りの旅行先です。京都との特別な絆をさらに深める素晴らしい機会をいただき、誠にありがとうございます」。

※MSC(海洋管理協議会)が取り組む認証制度。水産資源と環境に配慮し適切に管理された、持続可能な漁業で獲られた天然の水産物であることを示す。
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ブルーシーフードガイド 京都府版

ブルーシーフードガイド 京都府版


京都府版のブルーシーフードガイドは、三重県、東京都、広島県に次ぐ地方版である。

全国版では評価できない魚種も、京都が取得しているプライマリーデータを元に評価し、持続可能性が認められた魚種が掲載されている。京都府版では、ズワイガニ、マアジ、アカガレイ、マガキ(養殖)、イワガキ(養殖)、トリガイ(養殖)、アカモク(養殖)、ワカメ(養殖)の8種が掲載された。

今回の締結では、セイラーズフォーザシーのネットワークも活用しながらフードテックや教育、文化面と多角的に手を取り合う。京都の水産物がより未来志向でサステナブルなものであると発信していく。
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