③ ワークの土くささを和らげる、気の利いた足元のアシスト
ジャケット、帽子、リング=すべて不明 Tシャツ=アルテリア パンツ=ハイク シューズ=ビルケンシュトック
▶︎木村さんのスナップをすべて見る 木村悠祐さん (31歳) トラッカージャケットのごときアウターにファティーグパンツ然とした男らしいパンツ。そんな両者のセッションとくれば、往年の武骨なアメカジスタイルを想像してしまうが、そう感じさせないところに木村さんの巧さを見る。
双方の間にボーダーのバスクシャツをさらりと。ほんのりマリン感を香らせることでワーク特有の重さを巧妙にいなす。極め付けはボストン。凛としたスエード素材で大人としての体裁を保ちつつ、サンダルならではの抜け感で武骨さを払拭している。
◇
サンダルらしからぬ落ち着きと品が垣間見えるボストン。しかも、トウから甲部にかけてすっぽり覆うその形状は、肉厚ソックスとの合わせ技で秋冬シーズンも十分に機能する。
たっぷりめのボトムスと合わせる、トーンを抑える、色味を合わせる。ちょっとした配慮ですんなり落とし込めるので、ぜひともお試しを。