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2024.12.09

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「インファナル・アフェア」タッグ再び! 80年代香港が舞台の「巨大詐欺事件」が1月公開

『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』が、2025年1月24日よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて公開(東洋経済オンライン読者向けプレミアム試写会への応募はこちら)©2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved

『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』が、2025年1月24日よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて公開(東洋経済オンライン読者向けプレミアム試写会への応募はこちら)©2023 Emperor Film Production Company Limited All Rights Reserved


当記事は「東洋経済ONLINE」の提供記事です。元記事はこちら

イギリスによる植民地支配が終焉を迎えようとしていた1980年代の香港は、金と欲望が渦巻くバブル景気に沸いていた。そんな狂乱の80年代を背景に、100億ドルをだまし取った凄腕詐欺師と、彼の逮捕に執念を燃やす捜査官とのおよそ15年にわたる戦いがここにはじまった――。

昨年の第48回トロント国際映画祭で特別貢献賞を受賞したアンディ・ラウと、第80回ヴェネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞を受賞したトニー・レオン。アジアのトップスターとして第一線を走り続けてきたふたりが『インファナル・アフェア』シリーズ以来およそ20年ぶりの共演を果たした映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』が、2025年1月24日よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて公開となる。

世界に影響与えた「インファナル・アフェア」

 2024年12月19日(木)に独占試写会を開催します

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監督と脚本は『インファナル・アフェア』シリーズ3部作の脚本を手がけたフェリックス・チョンが担当している。

『インファナル・アフェア』シリーズの最終章『インファナル・アフェアIII 終極無間』の香港公開から20年という節目の年となった2023年12月に世界各国で封切られた本作は、香港の興収ランキングで5週連続1位を記録。香港・中国本土の最終興収が130億円を超える大ヒットを記録した。

また香港のアカデミー賞と言われる第42回香港電影金像奨では12部門にノミネートされ、トニー・レオンの主演男優賞をはじめ6部門を受賞するなど、名実ともに高い評価を受けている。

アンディ・ラウ、トニー・レオンというスーパースターの共演作であり、映画史に残る傑作として名高い『インファナル・アフェア』シリーズは、マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン主演で『ディパーテッド』のタイトルでハリウッドリメイクされ、アメリカ・アカデミー賞では作品賞と監督賞を含む4部門で受賞。日本でも「ダブルフェイス」のタイトルで、西島秀俊、香川照之のダブル主演でドラマ化されるなど、世界中のクリエーターたちに多大なる影響を与えてきた作品だ。

同シリーズではラウが“警察に潜入したマフィア”を、レオンが“マフィアに潜入した警察官”を演じてきたが、今回の『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』では立場が逆転。レオンが悪徳詐欺師、ラウが彼を追う捜査官となっているというところが面白いポイントだ。

全世界待望の共演作だが、そんなふたりの共演になぜ20年もかかったのだろうか。その問いかけについては、海外メディアのインタビューでラウが「適切な脚本を待っていたことが理由のひとつ。適切な脚本、適切な監督、適切な機会を待っていた。トニーとの共演は憧れだが、それは偶然の産物なんだ」と明かしていたが、まさに来るべき時が今だった、ということだったようだ。

また久しぶりのラウとの共演に「やはりこれだけ長くやっているとお互いに成熟した部分を感じる」とレオンが語れば、ラウも「昔と違ってキャラクターに深く入り込めている。お互いに深く入る術を得たという感触があった」と語るなど、それぞれに手応えを感じていたようだ。

そんなふたりの共演についてチョン監督も「ふたりは相性が抜群にいいんです。ふたりが共演する時は、ただ互いに見つめ合うだけで緊張感が走ります」と絶賛する。


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