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魅力② スポーティでコンパクトなイタリアンデザイン

そういえばこのところ、アルファロメオは「トナーレ」や「ステルヴィオ」など、少し大きめサイズのスポーティなSUVが続き、私が思っているアルファロメオのイメージとは少し違うと感じていた。

サイズは全長4173×全幅1781×全高1505mm。

サイズは全長4173×全幅1781×全高1505mm。


幅広い年齢層の人が使いやすいパッケージで登場した「ジュニア」はそれだけでアルファ ロメオ感がある。カテゴリーは“コンパクトSUV”と謳う新型ジュニアだがハッチバック風で、見るからに元気が良さそうな佇まいだ。

デザインや企画などはすべてイタリアで行われ、バロッコのテストコースで開発されたという。デザインはアルファ ロメオのデザインチーム「アルファ ロメオ チェントロスティーレ」が手掛け、何と言ってもユニークなのは盾形の大型のモチーフ。



アルファ ロメオには代々、フロントグリルに大型の盾型モチーフが掲げられるのだが、その中にアルファ ロメオのエンブレムとなっているミラノの市章である赤い十字とミラノを支配していたヴィスコンティ家の紋章、人を飲み込む大蛇がすかし絵のように入る。

最近はどのメーカー、ブランドでもグリルやエンブレムが大型化しているが、このスタイルは新鮮だ。と思ったら、メルセデスベンツの最上級「メルセデス マイバッハ」の限定モデル「メルセデス マイバッハ S580 ナイトエディション」のホイールにマイバッハのエンブレムがすかし絵スタイルで採用されていたので、もしかしたら今後トレンドになるのかもしれない。



ちなみにこの盾形の大型グリルにアルファ ロメオの紋章が入るのは「Progresso(プログレッソ)」というグレードだ。その両側には横に3つ並ぶ破線状のアダプティブ型フルLEDマトリックスヘッドライト、Cピラーのパネルには大蛇のマーク「ビショーネ」が浮き出る。

ちなみにビショーネはインテリアにアクセント的に採用され、エアコンの吹き出し口やダッシュボード横、メーターパネルの中、ワイヤレス充電のトレイの中にもしのばせている。



また、アルファ ロメオの高性能モデルには四つ葉のクローバー「クアドリフォリオ」が与えられるが、新型「ジュニア」のエアコンの吹き出しデザインはクアドリフォリオ型!



インテリアで特徴的なのは、ドライバーに向いた10.25インチの望遠鏡型(テレスコープ)のメーターパネルと10.25インチTFTスクリーン。室内は見た目より広い。フロントトランクにはフロントケーブルオーガナイザーが収まっていて、荷物は置けないが、充電ケーブルが収まるように作られているなど、効率的にデザインされている。リアのトランク容量は400L 。


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