履いたのはあのスコッティ・ピッペン
「エア モア アップテンポ ロー」2万2880円/ナイキ スポーツウェア(NIKE カスタマーサービス 0120-6453-77)
「エア モア アップテンポ」は1996年にドロップされ、同年開催されたアトランタオリンピックで一躍脚光を浴びたバスケットボールシューズだ。
そのシューズに足を滑り込ませたのは、史上最高のスモールフォワードと謳われたシカゴ・ブルズのスコッティ・ピッペン。背番号の33は永久欠番となった。
マイケル・ジョーダンが抜けた穴を見事に埋めたピッペンは自他ともに認めるブルズのエースであり、彼が履いた「エア モア アップテンポ」も熱狂的に支持された。
「エア モア アップテンポ」の成功を語ろうと思えばピッペンの存在を無視することはできないけれど、そもそものインパクトが大きかった。はみ出さんばかりの“AIR”のレタリングはストリートカルチャーにインスパイアされたと、デザイナーのウィルソン・スミスは語っている。
フロント、ヒール、ヒール中央部にエア圧の異なるクッショニングを組み込んだ、当時の技術を結集したビジブルエアも特別な一足足らしめるのに一役買った。
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