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サーファー大注目モデルも発表された2人乗りのアミ

「アミ・バギー・ビジョン・コンセプト」。マイナーチェンジを受けたアミより、さらにタイヤを外に張り出している。

「アミ・バギー・ビジョン・コンセプト」。マイナーチェンジを受けたアミより、さらにタイヤを外に張り出している。


そして、来日を熱望しているにもかかわらず、なかなか来てくれない永遠のアイドル「アミ」もまた、マイナーチェンジを受けた。

相変わらず、どっちが前か後ろか、一瞬悩んでしまうシメントリーなフォルムはそのままに、従来はフロントグリルの下の方にあったヘッドライトが上に来て、ブランドロゴを左右で挟む形になった。

ドアの代わりにゲートが備わる。雨が降ったら?なんて考えないこと。

ドアの代わりにゲートが備わる。雨が降ったら?なんて考えないこと。


しかし、新生アミで注目したいのは、同時に発表されたスペシャルモデル「アミ・バギー・ビジョン・コンセプト(以下「バギーコンセプト」)」だ。

ドアがなく、4つのタイヤは極太なオフロードタイヤを履いたこのバギーコンセプトは、デザイナーがカイトサーフィンを楽しむ一台として開発したモデル。だから、一方のドア代わりのゲートには、カイトサーフィンのボードを装着できるように、フックが取り付けてある。

助手席側にボードを載せるフックが備わる。

助手席側にボードを載せるフックが備わる。


波や風を求めて砂浜をズバーンと疾走。もちろんBEVのアミゆえ、排気ガスは一切出さない。ルーフにはLEDバーのライトが備わるから、夜明けまで冒険が楽しめるとしている。

極太タイヤを収めるためにオーバーフェンダーが備わる。

極太タイヤを収めるためにオーバーフェンダーが備わる。


日本でも、アミと一緒にそんなアクティビティを楽しみたい……。世界では既に6万5000人が楽しみ、フィアットからも姉妹車(トポリーノ)が登場しているのだから、引き続き、強く強く、日本での販売を切望したい。

籠島康弘=文

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